ここが見どころ
ビル建築の超高層化がエスカレートする現在、この危険度の高い仕事に挑む男たちの姿を描くアクション映画。エグゼクティブ・プロデューサーはリー・メジャース、製作はピーター・S・デイビスとウィリアム・N・パンザー、監督は「ドラム」のスティーヴ・カーヴァー、脚本はリー・チャップマン、撮影はロジャー・シャーマン、音楽はミシェル・コロンビエ、編集はデイヴィッド・ブリューイットなど。出演はリー.メジャース、ジェニファー・オニール、アート・カーニー、ジョージ・ケネディ、ハリス・ユーリン、レドモンド・グリーソン、ハンター・フォン・リール、テリー・キサール、リチャード・リンチ、ベン・マーレー、ロジャー・モズレー、アルバート・サルミ、ロバート・テッシアなど。
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「超高層プロフェッショナル」のストーリー
ニューヨーク近郊の小高い丘に、ジャングル・ジムを思わせる鉄骨組立てのビルが、今にも、空にそびえようとしていた。この町の新しい名物となるはずのハイエス・プラザ・ビルである。目下、鉄骨組立てを請負っているのがキャス建築会社。カーキチのボス、ルー・キャシディ(ジョージ・ケネディ)は、いつも運転手を後部座席に座らせ、自らがハンドルを握っていた。鉄材運搬を請負っている弟のエディ(ハリス・ユーリン)は、スキがあれば、この仕事を奪おうと毎日姿を現していた。そんなエディを無視して、荒くれ男どもを指揮するルーは、自ら酸素ボンベを手に熔接を始めた。と、その時、ボンベのメーターが急に上がりボンベが爆発、それが足場に落ちて火災が発生しはじめた。恐怖におののく従業員たちに冷静に指図を送るルーだったが、ある若い作業員を救助用のカゴに移した瞬間、近くのタンクが爆発し、その爆風でルーが46階から落下し、皆の前で即死した。事故か陰謀か葬儀に参列した人々の気持ちは定かではなかったが、そうした悲しみの中で喪主の1人娘キャス(ジェニファー・オニール)にエディが近づいてきた。そんな彼をキャスは無視した。彼女は、今、父の果たせなかった夢を実現させようと決心していた。しかし、あと3週間で9階組み上げなくては、自動的に権利がエディの手に渡ってしまう。ルーが信頼していた鉄骨工のユニオン・チーフ、ピグノーズ(アート・カーニー)は、完成は不可能に近いが、もし、キャットン一家が加わればできるかもしれない、と告げた。マイク・キャットン(リー・メジッース)は、長距離トラックの運転手をしていた。キャスの必死の願いに、はじめはノウをくり返したキャットンだったが、ようやくOKを出し、現場は見違えるように活気づいた。キャットンとキャスのキャットン一家再召集の旅が始まり、チェロキー(ロバート・テッシア)、バレンチノ(テリー・キサール)、ダンサー(リチャード・リンチ)、タンク(アルバート・サルミ)、キッド(ベン・マーレイ)、サーファー(ハンター・フォン・リール)、ライオネル(ロジャー・モズレー)らが集まってきた。作業は、エディの妨害に遭いながらも、急ピッチで進められた。デッドラインが翌正午と迫った日、鉄材を3台のヘリが運ぶ中、エディ一派の暴徒たちが下から鉄骨をよじ登り、実力行使に出たが、暴徒たちがエレベーターに乗り込むのを見とどけたピグノーズが、スイッチをこわした。宙吊りになった彼らの目の前を、最後の鉄材がヘリで運ばれ、今、男たちの努力の結晶が高くそびえ立つのであった。
「超高層プロフェッショナル」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1979 |
公開年月日 | 1979年11月3日 |
製作会社 | デイビス/パンザー・プロ作品 |
配給 | コロムビア映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
「超高層プロフェッショナル」のみんなのレビュー
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映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 1/25
- 森田芳光(1950)
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の・ようなもの のようなもの
2011年に急逝した「家族ゲーム」「それから」の森田芳光監督の劇場デビュー作「の・ようなもの」の35年後を描く青春ドラマ。生真面目で冴えない落語家が、落語を捨てのんびりと暮らす兄弟子と出会い、自分らしく生きる楽しさを知っていく。監督は長年、森田組を助監督として支え続けた杉山泰一。出演は「僕達急行 A列車で行こう」の松山ケンイチ、ピエール瀧、「間宮兄弟」の北川景子、塚地武雅、佐々木蔵之介、「の・ようなもの」の伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、「メイン・テーマ」の野村宏伸、「椿三十郎(2007)」の鈴木亮平、「家族ゲーム」の宮川一朗太、「39 刑法第三十九条」の鈴木京香。 -
僕達急行 A列車で行こう
「うさぎドロップ」の松山ケンイチと「ワイルド7」の瑛太が鉄道マニアに扮し、恋に仕事に奮闘する姿を描いたコメディ。九州ロケを敢行し、合計20路線80モデルにもおよぶ車両の登場が鉄道映画らしいこだわり。共演は「パレード」の貫地谷しほり、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」のピエール瀧。森田芳光監督の遺作。
NEW今日命日の映画人 1/25
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ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版
日本怪獣特撮映画の金字塔“ゴジラ”。その第1作目の公開から60年をむかえ、初回上映状態を再現することを目標に7ヵ月かけて制作されたデジタルリマスター版。4Kスキャンされたデータを元に、ソフトウェアおよび手作業による1コマ1コマのごみ取り処理がなされた。また音声も違和感が生じないよう細心の注意が払われたノイズ除去が行われている。監督は本多猪四郎。特技監督は円谷英二。出演は宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬ほか。 -
ネオ・ウルトラQ 特別上映 part.II
1966年に放送された伝説のテレビドラマ『ウルトラQ』。その後の「ウルトラマンシリーズ」の礎となった作品。2013年、円谷プロダクション×WOWOWの共同製作による“セカンドシーズン”として全12話のまったく新しいドラマシリーズ『ネオ・ウルトラQ』が最新鋭4Kカメラを導入し、石井岳龍、中井庸友、入江悠、田口清隆ら4人の気鋭のクリエイターたちにより制作された。WOWOWでの放映に続き、2013年より順次、劇場公開される。 TV放映された全12話の内3話に加え、モノクロ作品であったオリジナルの『ウルトラQ』をハリウッドのデジタル技術でHDリマスター&カラー化した『総天然色ウルトラQ』から、選んだ一話を加えた計4話構成で上映。