ここが見どころ
19世紀中頃のカリフォルニアを舞台に、双子の剣士が活躍するというコメディ・アドベンチャー。製作はジョージ・ハミルトンとC・O・エリクソン、製作総指揮はメルビン・サイモン、監督は「チェンジリング」のピーター・メダック。ジョンストン・マッカレーの『快傑ゾロ』に基づいてハル・ドレスナー、グレッグ・アルト、ドン・モリアーティ、ボブ・ランダルがストーリーを考え、ドレスナーが脚本を執筆。撮影はジョン・A・アロンゾ、音楽はイアン・フレーザーが手掛けている。出演はジョージ・ハミルトン(2役)、ローレン・ハットン・ブレンダ・ヴァッカロ、ロン・リーブマンなど。日本版字幕は宍戸正、オカマ言葉監修は赤塚不二夫&トンちゃん。デラックスカラー(日本版はフジカラー)、ビスタサイズ。1981年作品。
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「ゾロ」のストーリー
1840年。スペインの首都マドリッドで陽気な独身生活を送っていたドン・ディエゴ(ジョージ・ハミルトン)は、植民地カリフォルニアの総督だった父の急死で、従者パコを連れて帰国する。恵まれた自然とのどかな農民といったドン・ディエゴの思い出はみごとに裏切られた。農民たちは苛酷な税の取り立てと、残酷な刑罰におびえ、飢えていた。父にかわって総督になったのは幼友達のエステバン(ロン・リーブマン)、しかもドン・ディエゴの恋人だったフロリダ(ブレンダ・ヴァッカロ)と結婚していた。もっとも、しゃがれ声のじゃじゃ馬娘に未練はまるでなかったが、ロサンジェルスの町では東部から独立委員会とかの女闘士シャルロッテ(ローレン・ハットン)が、「民衆よ、団結せよ!」とアジっている。そんな彼女にドン・ディエゴは一目惚れ。邸にもどったドン・ディエゴは、父の遺品を入れた柩をあけて驚いた。中には黒いマスク、マント、そして銀の刀剣が入っていた。ゾロの正体は父だったのだ。しかもドン・ディエゴの他に息子がいることもわかった。ある夜総督邸に黒い衣裳のゾロが現れ、エステバンと剣を交え、バルコニーから飛びおり、足首をくじいてしまった。エステバンは足首の悪い男を探せと命令する。ここへ、婦人用の日傘をさし薄化粧をした美男子が現われた。彼こそドン・ディエゴの双生児の弟ラモン(ジョージ・ハミルトン)、イギリス名バニー・ウィグルワースという鞭つかいの名手だった兄の窮地を救うことは快諾したものの衣裳はオール紫で統一するなど万事オカマ流なのでエステバンの部下もまごつく。ゾロの颯爽たる姿に恋したシャルロッテはラモンに思いのほどを告白、困ったラモンは彼女のキスを振り切って逃げ出す。シャルロッテをつかまえたエステバンは、「シャルロッテを殺されたくなかったら、ゾロ出てこい」と宣告。ドン・ディエゴが現れ、殺されそうになった時、ラモンが彼を救出。ついにエステバンは倒され、シャルロッテとドン・ディエゴも結ばれ、めでたしめでたし。
「ゾロ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1981 |
公開年月日 | 1982年10月2日 |
製作会社 | メルビン・サイモン・プロ作品 |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 4/14
- ピーター・カパルディ(1958)
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パディントン
世界40ヶ国語以上に翻訳される英作家マイケル・ボンドのロングセラー児童小説シリーズ、初の実写映画化。南米ペルーの奥地からイギリスのロンドンへやってきた紳士的なくまのパディントンの冒険をCGIやアニマトロニクスを用い描く。監督はコメディドラマ『マイティ・ブーシュ』を手がけたポール・キング。脚本には「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のハーミッシュ・マッコールも参加している。パディントンの声を「007 スカイフォール」のベン・ウィショーが担当。ほか、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマンがパディントンを狙う謎の女を演じる。 -
赤ずきんの森(2006)
暗く広大な森で少女が体験した怪奇と幻想を描くメルヘンスリラー。16歳で出産し、周囲の大人たちに子供を取り上げられてしまったケリーは、友人と出掛けた森で大木に抱かれる赤ちゃんを見つけ出す。“マクザム バリュー・コレクション 第三弾”。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:クレイグ・スタラチェン 製作:ロス・ボーランド 編集:コリン・モニー スペシャルエフェクツ:ボブ・キーン 出演:マーティン・コンプストン/ピーター・カパルディ/サマンサ・シールズ/ケヴィン・クイン - ジーナ・マッキー(1961)
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ファントム・スレッド
「リンカーン」などで3度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたダニエル・デイ・=ルイス主演のラブストーリー。1950年代のロンドン。ファッションの中心的存在として脚光を浴びるオートクチュールの仕立屋レイノルズは、若いウェイトレス、アルマと出会う。監督・脚本は、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン。出演は、「マルクス・エンゲルス」のヴィッキー・クリープス、「ターナー、光に愛を求めて」のレスリー・マンヴィル。音楽は、「インヒアレント・ヴァイス」のジョニー・グリーンウッド。第75回ゴールデングローブ賞2部門ノミネート。第90回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞。 -
ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して
「クリスマス・ストーリー」のアルノー・デプレシャンが、実話を基にアメリカで撮影したヒューマンドラマ。心に傷を負ったネイティブアメリカンとフランス人精神分析医の親交が導く静かな奇跡を描く。出演は「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」のベニチオ・デル・トロ、「さすらいの女神(ディーバ)たち」のマチュー・アマルリック、「ひかりのまち」のジーナ・マッキー。
NEW今日命日の映画人 4/14
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