ここが見どころ
アメリカの人気作家リチャード・スターク原作の「悪党パーカー」シリーズ中の「犯罪組織」の映画化。製作はカーター・デ・ヘブン、監督・脚本は「愛と死のエルサレム」のジョン・フリン、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はジェリー・フィールディング、編集はラルフ・E・ウィンタースが各々担当。出演はロバート・デュヴァル、カレン・ブラック、ジョー・ドン・ベイカー、ロバート・ライアン、ティモシー・ケーリー、ジョアンナ・キャシディ、リチャード・ジェイケル、シェリー・ノース、フェリス・オーランディなど。
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「組織」のストーリー
アール・マクリン(ロバート・デュヴァル)が永年の刑に服し出所すると、情婦のベット(カレン・ブラック)が出迎えた。2人はマクリンの兄エディが経営する農場に向かったが、途中のモーテルで1夜を明かすことになった。そこでベットは、マクリンが出所する前にエディが殺されたことを語った。そのとき、殺し屋フランク(フェリス・オーランディ)が襲ってきたが、マクリンに油断はなかった。フランクを痛めつけ彼を雇ったジェイク(ティモシー・ケーリー)から、逆に金を巻き上げ、さらに兄を殺した賠償として25万ドルを要求した。マクリンと仲間のコディ(ジョー・ドン・ベイカー)は、友だちのマッジ・コイルのビッグホーン・ロッジに身を隠した。そして彼の組織に対する復讐計画は実行され、組織が経営するクラブや賭場が次々に襲われた。組織のボス、アーサー・メイラー(ロバート・ライアン)は、災いが若い夫人のリタ(ジョアンナ・キャディ)に及ばないうちに早く手を打とうと考え、彼らに望みの金の支払を約束した。受け渡しは教会で行なわれた。だが、手提げカバンの中味は新聞紙と知ったとき、マクリンとコディは数人の殺し屋に囲まれていた。2人はとっさの機転から血路を開いて逃げ出た。追手の追求が激しくなるにつれ、ベットはナーバスになったが、マクリンはどうしても決着をつけると思いつめていた。だが、彼らはハイウェイで警官に変装した殺し屋たちのパトロールカー2台に襲撃された。激しい撃ち合いとなってメナーは、燃えさかる車から逃げ出すところをマクリンに撃ち殺されたが、ベットも心臓を撃ち抜かれて車の中に沈んだ。もうメイラーを活かしておけなかった。マクリンはベットの死体を友人の医師にまかせ、警備の厳重なメイラーの屋敷へ乗り込んで入った。そのとき、マクリンは、この決戦から手を引くチャンスをコディに与えたが、彼は「結果を見きわめる…」といって聞かなかった。2人は巧みに警戒網を突破して屋敷内に潜入、時限爆弾を仕掛け、リタの自由を奪ったが、彼に発見されて先手を取られ、コディは1弾を浴びて倒れた。マクリンもまた機先を制されて危なかったが、重傷を負ったコディのおかげで窮地を脱した。やがて爆弾のさく裂で形勢が逆転、駆けつける警官隊の中を、マクリンは悠々と脱出して行った。
「組織」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1973 |
公開年月日 | 1974年2月9日 |
製作会社 | カーター・デ・ヘブン・プロ作品 |
配給 | メトロ映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。