ここが見どころ
「アビーの白薔薇」「鑵詰行進曲」「男女の戦」出演のジーン・ハーショルト主演映画で、カール・レムリー特作品の一つである。ルパート・ヒューズの原作を、ナン・コチレーンが脚本化し、チャールズ・ケニヨンが脚色、「情熱の砂漠」「新人の天地輝く」と同じくエドワード・スローマンが監督した。共演は「マイク」「男女の戦」のサリー・オニール、「言論の自由」「珍戦花嫁争奪」のマルコム・マッグレガー。因みにこの映画は『キネマ旬報』第 327号「試写室」欄に、「荷船の乙女」として紹介されている。
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「嵐に咲く花」のストーリー
ニューヨークの波止場からハドソン河を遡ってバッファローへと通う荷船の中に、船頭のマッカデン(ジーン・ハーショルト)は子供4人と共に住んでいた。マッカデンはつむじ曲りの頑固者で呑んだくれであった。長女のエリー(サリー・オニール)はもう年頃で、父親の手伝いをしていたが、小蒸気船の運転手フランシス・ファガーティ(マルコム・マッグレガー)の言いよる言葉に胸を躍らせるようになっていた。ファガーティは、日が暮れるとエリーを曳船の方に呼んで読書を教えた。これはマッカデンの知るところとなり、ファガーティはマッカデンと口論した揚句、解雇される。彼はトロイで曳船を去るが、その時にエリーを連れて町に遊びに行く。そのために、エリーは家へ帰ると父親に散々に打ち据えられた。傷ついたエリーは弟2人、妹1人をつれて家出をし、ファガーティの住居を尋ねる。ファガーティはエリーの真心に動かされ、結婚しようと決める。しかしその時マッカデンが通り合せ、ファガーティを人事不省になるほど撲り倒してしまった。それから幾月が流れて、ある大暴風雨の日、マッカデンの乗っている荷船はハドソンの河中へと押し流された。それを見た蒸気船にいたファガーティは跡を追って縄を投げ、荷船を止めようとするが落ちてきたランプに打ち倒される。エリーは縄を伝って蒸気船へとたどりつく。マッカデンも死力を尽くして船を操った。その甲斐あって、2つの船は首尾よく岸に着くことが出来た。それから2年後、マッカデンは酒を断ち、エリーとファガーディは結婚していた。一家は誰もが幸福そうに笑っている。
「嵐に咲く花」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1929 |
製作会社 | ユニヴァーサル映画 |
レイティング |
「嵐に咲く花」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。