ここが見どころ
「恋愛行進曲」「青春の幻想」と同じくチャールズ・バディー・ロジャースとナンシー・キャロルが主演する映画で、B・G・デシルヴァ、リュー・ブラウン、レイ・ヘンダーソン三氏がローレンス・シュウォブと共作したミュージカル・コメディーに基づいて、シュウォブがパ社脚本部から監督者に昇進したロイド・コリガンと共同して脚色並びに監督したもの。助演者は原作舞台劇に出演したゼルマ・オニール、ジャック・ヘイリーを始め、「極楽島」満員「喰人島征服」のユージーン・パレット、「浮気天国」「ネバダ男」のセルマ・トッド、アルバート・グラン等で、カメラは「放浪の王者(1930)」「令嬢暴力団」のヘンリー・ジェラードがチャールズ・ボイルと共同担任した。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「青春倶楽部(1930)」のレビューを書く
「青春倶楽部(1930)」のストーリー
職業ゴルフ選手のジェリー・ダウンスは金持ちの若者ジャック・マーティンのゴルフ教師となり、相携えてミッション・カントリークラブへ赴いた。クラブのリンクではローラ・ムーアとルース・ヴァン・ホーンとがクラブ代表夫人選手権争奪戦をやったが惜しいところでローラの負けとなった。しかし彼女はジェリーに想いを寄せ、ジェリーは彼女をコーチしてやることになったので、負けたローラの方が勝ったルースからやきもちを焼かれる結果となった。ところがローラの親友アンジーが女嫌いのジャックに惚れたのでジャックは大恐慌を起こしてクラブ滞在を切り上げると言いだした。そうなると教師のジェリーも一緒に行かなければならないので、アンジーは自分のためにもローラのためにも、ジャック引き留め策を講じることとなり、ある晩ジャックと庭園で密会して不思議な媚薬入りの香水を用いてジャックに長期滞留を約束させた。ところが一方ルースはローラとジェリーの恋仲が急速に進展しつつあるのを見て憤懣の念禁じ難く、2人の仲を裂くためにジェリーを自分の別荘に1ヵ月間招待した。それはもちろんジャックの同意を得た上のことであったが、ローラはそのことを聞くとジェリーは自分を愛してはいないのだと信じた。それで仮装舞踏会の夜ローラは逆上してカクテールを暴飲して醜態を演じ、ルースに翻弄されたので翌日ゴルフ試合をやる約束をした。ルースはローラにもジェリーにもおのおのゴルフに夢中で恋愛なんかどうでもいいと思っていると、いい加減な告げ口をしたのでローラもジェリーも気を悪くした。ローラは試合では少しリードしていたがこの事で気が散って、決勝の芝生には対等で臨んだ。気をもんだアンジーはジャックをしてジェリーを説かせたので、ジェリーはローラを声援し彼女に勝利を得せしめた。アンジーとジャックとはさらに力添えをして、ローラとジェリーの仲を元に戻し、2組の新婚夫婦が出来上がった。
「青春倶楽部(1930)」のみんなのレビュー
「青春倶楽部(1930)」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 1/25
- 森田芳光(1950)
-
の・ようなもの のようなもの
2011年に急逝した「家族ゲーム」「それから」の森田芳光監督の劇場デビュー作「の・ようなもの」の35年後を描く青春ドラマ。生真面目で冴えない落語家が、落語を捨てのんびりと暮らす兄弟子と出会い、自分らしく生きる楽しさを知っていく。監督は長年、森田組を助監督として支え続けた杉山泰一。出演は「僕達急行 A列車で行こう」の松山ケンイチ、ピエール瀧、「間宮兄弟」の北川景子、塚地武雅、佐々木蔵之介、「の・ようなもの」の伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、「メイン・テーマ」の野村宏伸、「椿三十郎(2007)」の鈴木亮平、「家族ゲーム」の宮川一朗太、「39 刑法第三十九条」の鈴木京香。 -
僕達急行 A列車で行こう
「うさぎドロップ」の松山ケンイチと「ワイルド7」の瑛太が鉄道マニアに扮し、恋に仕事に奮闘する姿を描いたコメディ。九州ロケを敢行し、合計20路線80モデルにもおよぶ車両の登場が鉄道映画らしいこだわり。共演は「パレード」の貫地谷しほり、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」のピエール瀧。森田芳光監督の遺作。
NEW今日命日の映画人 1/25
- 円谷英二(1970)
-
ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版
日本怪獣特撮映画の金字塔“ゴジラ”。その第1作目の公開から60年をむかえ、初回上映状態を再現することを目標に7ヵ月かけて制作されたデジタルリマスター版。4Kスキャンされたデータを元に、ソフトウェアおよび手作業による1コマ1コマのごみ取り処理がなされた。また音声も違和感が生じないよう細心の注意が払われたノイズ除去が行われている。監督は本多猪四郎。特技監督は円谷英二。出演は宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬ほか。 -
ネオ・ウルトラQ 特別上映 part.II
1966年に放送された伝説のテレビドラマ『ウルトラQ』。その後の「ウルトラマンシリーズ」の礎となった作品。2013年、円谷プロダクション×WOWOWの共同製作による“セカンドシーズン”として全12話のまったく新しいドラマシリーズ『ネオ・ウルトラQ』が最新鋭4Kカメラを導入し、石井岳龍、中井庸友、入江悠、田口清隆ら4人の気鋭のクリエイターたちにより制作された。WOWOWでの放映に続き、2013年より順次、劇場公開される。 TV放映された全12話の内3話に加え、モノクロ作品であったオリジナルの『ウルトラQ』をハリウッドのデジタル技術でHDリマスター&カラー化した『総天然色ウルトラQ』から、選んだ一話を加えた計4話構成で上映。