- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
若い肉体と洗練されたマナーを武器に上流階級の女たちを相手にする“ジゴロ”。そのジゴロを職業とする青年の華やかさの裏にひそむ満たされない心を描く。製作総指揮はフレディ・フィールズ、製作はジェリー・ブラックハイマー、監督・脚本は「ローリング・サンダー」等の脚本を手がけたポール・シュレイダー、撮影はジョン・べイリー、音楽はジョルジオ・モロダー、編集はリチャード・ハルシー、美術はエドワード・リチャードソン、主題歌はブロンディが各々担当。出演はリチャード・ギア、ローレン・ハットン、へクター・エリゾンド、ニーナ・ヴァン・パラント、ビル・デューク、ブライアン・デイヴィス、K・キャランなど。
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「アメリカン・ジゴロ」のストーリー
完璧な身のこなしと不思議なムードをもつジュリアン(リチャード・ギア)は、上流階級の婦人たちを相手にする売れっ子ジゴロだ。今日も、彼は黒塗りのベンツに乗って女主人アン(ニーナ・ヴァン・パラント)に会いに行った。彼女はトリノ生まれで身よりのないジュリアンを教育し、一流のジゴロへと育てたのだ。しかし、アンから依頼される仕事は、時として嫌悪をもよおすものがあり、自分の自由に商売ができるようになりたいと常々思っていた。ある日、仲間のリオン(ビル・デューク)からピンチヒッターの依頼を受ける。趣味の悪いSMやホモ中心に稼ぐ彼をジュリアンは嫌っていたが、金の条件が良いのでOKした。アンから受けた仕事を終えた夜、ジュリアンは、ビヴァリー・ヒルズの高級ホテルのバーで、ミシェル(ローレン・ハットン)という美しい女性と会った。彼女は、上院議員ストラットン(ブライアン・デイヴィス)の妻で、外遊で多忙な夫とは醒めた夫婦生活を送っており、欲求のはけ口を求めてバーに来ていたのだった。ジュリアンは、他の女性たちとはどこか違う彼女の魅力に惹かれる自分を感じたが、近づく気にならず、席を立った。翌日、リオンからの依頼でパーム・スプリングに向かったジュリアンは、レイマン(トム・スチュアート)という男の妻で異常性欲者を相手にした。ジュリアンは、以後リオンからの仕事はことわった。自分のアパートに戻ったジュリアンは意外にもミシェルの訪問を受け、彼女を抱いた。数日後、ジュリアンが相手をしたレイマンの妻が殺されるという事件が起きる。彼にはアリバイがあったが、一緒にいた女性がスキャンダルを恐れ、事実を否認したため、彼の立場は危うくなる。ジュリアンは自ら犯人捜しを始めるが、その結果、事件の黒幕がリオンであることをつきとめた。ジュリアンに拒まれた仕事を金髪の青年にやらせたところ、あやまってその青年が彼女を殺してしまったのだ。日ごろ稼ぎの面で劣等感をもっていたリオンは、その罪をジュリアンになすりつけようと細工したのだ。リオンを責めるジュリアン。そしてベランダに立っていたリオンは、あやまって足をふみはずしベランダから墜落死してしまう。ジュリアンは逮捕された。リオンが死んだ件は事故としてかたづけられるが、レイマン夫人の件は、まだ彼が犯人とされていたのだ。数日後、この事件に新たな展開が見られる。ミシェルが、彼と一緒だったと偽証したのだ。彼女は自分の地位も名誉も捨てて、ジュリアンとの愛に全てを賭けたのであった。そして、面会に来た彼女を、ジュリアンは愛をこめて見つめるのだった。
「アメリカン・ジゴロ」のスペック
「アメリカン・ジゴロ」の多彩なBlu-ray/DVD
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/3
- ジェシカ・ビール(1982)
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世界にひとつのロマンティック
突然の事故で脳に釘が入ってしまったアリスは温厚な性格が一変し、衝動的な性格に。出逢ったばかりの政治家とセックスしてしまうが、政治家と奇病女子の恋愛は問題ばかりで…。カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019参加作品。 -
記者たち 衝撃と畏怖の真実
「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が製作・監督・出演を兼任した社会派ドラマ。2002年、イラク戦争の大義名分である“大量破壊兵器”の存在に疑問を持った4人のジャーナリストが、愛国心高まる世間の潮流のなか、真実を追い続ける実話を映画化。出演は「スリー・ビルボード」のウディ・ハレルソン、「かけがえのない人」のジェームズ・マースデン、「トータル・リコール」のジェシカ・ビール、「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」のトミー・リー・ジョーンズ。
NEW今日命日の映画人 3/3
- 安井昌二(2014)
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小梅姐さん
「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。 -
楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女
人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK 劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。