ここが見どころ
戦争映画の撮影現場に紛れ込んだ男がスタントマンとなって大暴れするというアクション映画。製作・監督はリチャード・ラッシュ。ポール・ブローダーの原作を基にローレンス・B・マーカスが脚本化し、それを監督自ら脚色。撮影はマリオ・トッシ、音楽はドミニク・フロンティア、編集はジャック・ホフストラとキャロリン・フェリオル、美術はジェームズ・L・ショップが各々担当。出演はピーター・オトゥール、スティーヴ・レイルズバック、バーバラ・ハーシー、アレン・ゴーウィッツ、チャック・ベイル、スタフォード・モーガンなど。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「スタントマン(1980)」のレビューを書く
「スタントマン(1980)」のストーリー
とある食堂でゲームに興じている1人の青年。突然2人の警官が現われ、いきなり青年に手錠をかけた。名前をキャメロン(スティーヴ・レイルズバック)というこの青年は、実は殺人未遂で追われる身だったのだ。彼は、スキをみて手錠をかけられたまま外へ飛び出す。橋の途中で一台のクラシック・カーがキャメロンの前を通り過ぎた。一度は停車したものの、キャメロンの顔を見ると再び去ってしまったかに見えたが、その車はUターンして戻って来た。が、またすぐに姿を消してしまった。やがて上空を1台のヘリコプターが飛行してきた。その中の男は、じっとキャメロンを見つめていた。海岸にやって来たキャメロンは、そこで映画の撮影隊とでくわした。どうやら戦争映画を撮っているょうだ。ハデな戦闘シーン、そして海岸にころがる死傷者たち。しぱらくするとキャメロンの目の前で1人の老婆が海にとび込んだ。必死で助ける波は、その老婆が実は若い女優が扮装している姿と知って愕然とする。彼女ニナ・フランクリン(バーバラ・ハーシー)は、この映画の主演女優なのだ。監督はイーライ・クロス(ピーター・オトゥール)。先ほどヘリコブターからキャメロンをじっと見ていた男だ。彼はキャメロンが警察に追われていることを知っており、彼の機敏さに目をつけスタントをやることを勧めた。そして消えたクラシック・カーの男がバートというスタントマンで、彼は死んだので、警察をごまかす意味でもバートになりかわるのが一番よいとキャメロンに説明した。早速、キャメロンのスタントマン修業がはじまった。撮影中、脚本家のサム(アレン・ゴーウィッツ)と何度も激論する監督イーライ。映画を成功させるためにはどんなことでもしてしまうという過激な性格だ。キャメロンにどんなことをさせようとしているのか。ニナに一日惚れしていたキャメロンは、彼女をベッドに誘った。愛し合う2人だったが、彼女が監督と寝たことを知りカッとなるキャメロンはニナを責めた。サムから彼女が監督の恋人ではないことを聞き、なじった自分を後悔したキャメロンは、本番撮影が近づいたある日、ニナにいっしょに逃げようと説得した。キャメロンは、「監督が撮影中の事故と見せかけ自分を殺そうとしている」といぅのだった。トランクに隠れるニナ。橋から落ちるシーンを、ニナをのせたまま突っ走ろうというのだ。いよいよ本番がスタートした。しかし、橋を渡ろうとしたキャメロンの車が、監督の仕業でパンクし、そのまま川に落ちた。トランクも気になりもがいていると、用意してあった網で車ごと引き上げられた。トランクの中にはニナはおらず、監督はキャメロンを殺そうとなど考えてはいなかった。再び本番がスタートされ、見事に仕事をやり終えた彼に、ヨーロッパに行くという監督がいっしょに来ないかと誘った。それを拒むキャメロン。ヘリコプターで飛行場に向かった監督。
「スタントマン(1980)」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1980 |
公開年月日 | 1983年1月15日 |
製作会社 | メルヴィン・サイモン・プロ作 |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
「スタントマン(1980)」のみんなのレビュー
「スタントマン(1980)」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 4/23
- ジェイミー・キング(1979)
-
大脱出3
シルヴェスター・スタローン主演のアクション第3弾。秘密監獄・悪魔砦から、何者かに誘拐された社長令嬢救出の依頼を受けた脱獄のプロ、レイ・ブレスリンは、仲間と共に行動を開始。ところが、レイのパートナー、アビゲイルが悪魔砦に拉致されてしまう。共演は「アベンジャーズ/エンドゲーム」のデイヴ・バウティスタ、「パシフィック・リム:アップライジング」のマックス・チャン。メガホンを取ったのは、「ボビーZ」のジョン・ハーツフェルド。 -
大脱出2
シルヴェスター・スタローン扮する脱獄のプロが難攻不落の監獄に挑むアクション第2弾。警備会社を設立し後進育成に励むブレスリンだったが、スタッフが行方不明に。コンピューター制御された監獄ハデスに囚われた仲間を救うため、自ら収監され脱獄を試みる。監督は「マローダーズ/襲撃者」のスティーヴン・C・ミラー。元WWEチャンピオンであるデイヴ・バウティスタが新たにスタローンの相棒を務め、前作に続きカーティス・“50セント”・ジャクソンが出演するほか、「イップ・マン 葉問」のホァン・シャオミン、「シン・シティ」シリーズのジェイミー・キングらが新規参戦。 - 阿部サダヲ(1970)
-
MOTHER マザー(2020)
大森立嗣が、実在の殺人事件に着想を得て作り上げたドラマ。男たちとゆきずりの関係を持ち、その場しのぎの生活を送るシングルマザーの秋子。そんな母の歪んだ愛に、必死に応えようとする息子・周平。やがて身内からも絶縁された母子は、社会から孤立し……。出演は「コンフィデンスマンJP」の長澤まさみ、「彼女がその名を知らない鳥たち」の阿部サダヲ、オーディションで抜擢され、本作が映画初出演となる奥平大兼。「新聞記者」の河村光庸がプロデューサーを務める。 -
決算!忠臣蔵
大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』を映画化。元禄14年、お家再興の望みを絶たれた赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助は、吉良邸討ち入りを計画。だが、その予算には上限があり……。出演は「泣くな赤鬼」の堤真一、「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」の岡村隆史。監督は「忍びの国」の中村義洋。
NEW今日命日の映画人 4/23
- 大泉滉(1998)
-
お早よう デジタルリマスター
“おなら遊び”が流行っていたわんぱく盛りの兄弟が、まだ珍しかったテレビ欲しさに両親と喧嘩をし、巻き起こす騒動を描いたコメディ。監督は小津安二郎。脚本は野田高梧と小津安二郎。撮影は厚田雄春。出演は、佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子ほか。小津作品の撮影チーフ助手を務めた川又昂監修による、4Kスキャニングによる最新のデジタル修復を実施したHDマスター。2013年11月23日より、東京・神田 神保町シアターにて開催された「生誕110年・没後50年記念 映画監督 小津安二郎」にて上映。 -
麗猫伝説 劇場版
1983年に大林宣彦監督は、入江たか子とその娘の入江若葉を迎えて尾道で作った、化け猫映画へのオマージュ的作品。もともとテレビ用映画として作られた16ミリ作品の劇場上映。