ここが見どころ
「宝石泥棒」「シナラ」のケイ・フランシスが主演する映画で、ヴァージニア・ケロッグ作の小説を「つばさの天使」のライアン・ジェームズが脚色し、「四十二番街」「駄々っこキャグニー」のロイド・ベーコンが監督し、「つばさの天使」「母」のシド・ヒコックスが撮影にあたっている。「春なき二万年」「男の一頁」のライル・タルボットが相手役を勤め、「生の創め」「肉の蝋人形(1933)」のグレンダ・ファレル、「快賊ディアボロ」「狂恋のつばさ」のセルマ・トッド、「カヴァルケード」のユーナ・オコナー、チャールズ・ウィルソン、ハロルド・ヒューバーその他が助演している。
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「女性二重奏」のストーリー
メエリイ・スチーヴンスとドン・アンドルースとは幼なじみの友達だった。2人は一緒に医学校へ通い、同じ病院に助手として働き、隣り合った診療所に開業した。メエリイはドンを愛していたが、ドンは彼女には友情しか感じていない様に思い、有力な政治家ライジングの娘ロイスと結婚してしまった。ドンの野心はかくて緒を得て、舅の世話で官途に就くことができたが、ロイスは幾何もなくドンに飽いて冷ややかになった。勢いドンは酒に親しみ、かつ地位を利用して私欲を肥やすことを覚えた。メエリイは酔ったドンを介抱してやったこともあった。到頭ドンは汚職の嫌疑をこうむる身の上となったので、ある温泉場へ赴き、舅のライジングが専ら揉み消し運動にあたった。偶然骨休めに行ったメエリイはドンと邂逅した。温泉場の和らいだ空気は2人の気持ちを結び付け、メエリイとドンとは愛し合った。ドンは職を辞し、ロイスと離婚することを誓ってメエリイの愛の許しを得た。揉み消し運動が奏効して時ドンはニューヨークへ帰って辞職しようとしたが、舅はそれを許さなかった。また離婚はロイスも望んでいたがライジングはそれも許さなかった。すべてはライジングの政治的生涯に汚点を及ぼす恐れがあるためであった。小児科医として名医の誉れを得るようになったメエリイは彼女自身母となることを知り、パリへ赴いて身2つとなった。ニューヨークへの帰航の途上、彼女はドンが辞職し、離婚し、開業医となったことを知り喜んだ。ところが船中で3人の嬰児が病にかかり、彼女の看病の甲斐もなく彼女自身の嬰児のみが助からないで死んでしまった。愛児を救い得なかったことはメエリイを絶望の人たらしめた。ニューヨークに着いて、ドンの愛も彼女を救い得なかった。失意の人となり果てるかと思われた時、ピンを嚥下した嬰児を救ってくれとの依頼があった。断る彼女を励ましたのは看護婦グレンダだった。かくてメエリイはピンを抜き出して嬰児の命を救うことに成功した。それは彼女自身の自身と生きがいとを彼女に復活させた。彼女はドンと結婚して相共に仁術を世の病者に施すことに喜びに生きる生活に入った。
「女性二重奏」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1933 |
製作会社 | ワーナー・ブラザース映画 |
レイティング |
「女性二重奏」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/3
- ジェシカ・ビール(1982)
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世界にひとつのロマンティック
突然の事故で脳に釘が入ってしまったアリスは温厚な性格が一変し、衝動的な性格に。出逢ったばかりの政治家とセックスしてしまうが、政治家と奇病女子の恋愛は問題ばかりで…。カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019参加作品。 -
記者たち 衝撃と畏怖の真実
「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が製作・監督・出演を兼任した社会派ドラマ。2002年、イラク戦争の大義名分である“大量破壊兵器”の存在に疑問を持った4人のジャーナリストが、愛国心高まる世間の潮流のなか、真実を追い続ける実話を映画化。出演は「スリー・ビルボード」のウディ・ハレルソン、「かけがえのない人」のジェームズ・マースデン、「トータル・リコール」のジェシカ・ビール、「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」のトミー・リー・ジョーンズ。
NEW今日命日の映画人 3/3
- 安井昌二(2014)
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小梅姐さん
「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。 -
楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女
人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK 劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。