情婦(1957)

じょうふ Witness for the Prosecution
上映日
1958年3月12日

製作国
アメリカ

上映時間
116分

ジャンル
サスペンス・ミステリー

ここが見どころ

英国の女流推理小説作家アガサ・クリスティが1932年に短篇小説形式で発表、その後ブロード・ウェイ、ロンドンでロングランされた舞台劇の映画化で、意表を突く結末をもったミステリー・ドラマ。「昼下がりの情事」のビリー・ワイルダーと「ハッピー・ロード」の共同脚本者の1人ハリー・カーニッツが脚本を担当。ラリー・マーカスが脚色してワイルダーが監督した。撮影監督は「炎の人ゴッホ」のラッセル・ハーラン、音楽はマティ・マルネック。主演は、「二十七人の漂流者」のタイロン・パワー、「モンテカルロ物語」のマレーネ・ディートリッヒ、「ホブスンの婿選び」のチャーズ・ロートン。

「情婦(1957)」のストーリー

病癒えたロンドン法曹界の長老ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)は、看護婦に付き添われて事務所に帰る。が、酒、煙草、そして得意の刑事事件もダメだといわれ、大いにクサっていた。そこへ弁護士仲間が依頼人を伴って現われ、弁護士の煙草ほしさに部屋に招じ入れ、話を聞くうちに卿は俄然興味がわいてきた。ヴォール(タイロン・パワー)という依頼人は、知り合いの富裕な未亡人が殺されたことから、嫌疑が自分にかかっていること。自分の潔白は妻クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)が保証する、と述べて卿に弁護を頼む。だが円満な夫婦の間の証言など、法廷で取り上げられるわけがない。他にヴォールの無実を証す証人がないとすれば、殺す動機のない点を主張しなければならない。その点ヴォールは、自分の発明品に少し投資してもらいたいと思っていた、と述べる。ところがこの時、新聞で未亡人の全財産がヴォールに遺されていたことが判り、ヴォールの立場は不利になる。やがて事務所にスコットランド・ヤードの車が停まり、ヴォールは逮捕される。その後ヴォールの妻クリスチーネが来訪。ヴォールのアリバイを証言するが、その言葉はなぜか曖昧であった。この2人は、ヴォールが戦時中ドイツに進駐していた頃、彼女を助けことから結ばれた仲である。ウィルフリッド卿は看護婦や周囲の心配をよそに、弁護に立つことになった。公判の日、中央刑事裁判所の傍聴席は、満員だった。検事の証人喚問、ウィルフリッドの反対訊問など、事態は黒白いずれとも定めかねる展開になる。その時検事側証人として、クリスチーネが出廷。自分には前夫があり、ヴォールとの結婚は正式のものではないと証言、しかも未亡人殺しを告白したという、驚くべき証言をする。ここにおいてヴォールの有罪は確定したかに見えた。その夜、ウィルフリッド卿は見知らぬ夜の女に呼び出され、クリスチーネが夫を陥れようとした証拠の手紙を買わされる。次の公判の日、ウィルフリッドはこの手紙を重大な証拠として出廷、クリスチーネの仮面を剥ぐ。一転、ヴォールは無罪になった。だが、何か納得のいかないウィルフリッドの前に、クリスチーネが現われた。……事件は落着したのではなかったのか? ウィルフリッド卿の予感は、不幸にも的中したようである。何故なら、クリスチーネは彼に意外な事実を語ったのだ。意外な事実? だが、それに引き続いて、彼女にとっても、意外な事実が明らかになったのだ。

「情婦(1957)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「情婦(1957)」のスペック

基本情報
ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1957
公開年月日 1958年3月12日
上映時間 116分
製作会社 エドワード・スモール映画
配給 松竹=ユナイト
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
音量 モノラル

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映画専門家レビュー

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和久井映見(1970)

さんかく窓の外側は夜

ヤマシタトモコの心霊ミステリー漫画を「おじいちゃん、死んじゃったって。」の森ガキ侑大監督が実写化。幽霊が見える三角は除霊師・冷川と共に除霊をすることに。二人は一年前に起きた連続殺人事件の調査にあたるが、発見した遺体には呪いがかけられていた。除霊師の冷川理人を「伊藤くん A to E」の岡田将生が、霊が見える特異体質を持つ三角康介を「走れ!T校バスケット部」の志尊淳が、呪いを操る女子高生ヒウラエリカを「響-HIBIKI-」の平手友梨奈が演じる。

小説の神様 君としか描けない物語

相沢沙呼による青春小説『小説の神様』を「HiGH&LOW」シリーズの久保茂昭監督が映画化。真っすぐで繊細な売れない高校生小説家・一也と、同級生の人気女流作家・詩凪。そんな2人が編集者から下されたミッションは、協力して大ベストセラーを生み出すことだった。出演は「センセイ君主」の佐藤大樹、「キングダム」の橋本環奈、「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」の佐藤流司。
稲垣吾郎(1973)

ばるぼら

手塚治虫が1970年代に発表した大人向け漫画を、稲垣吾郎&二階堂ふみW主演で手塚眞監督が実写化。ある日、人気小説家・美倉洋介は酔払った少女ばるぼらに出会い、家に連れて帰る。大酒飲みで自堕落な彼女だったが、美倉は奇妙な魅力を感じ追い出せずにいた。共演は「柴公園」の渋川清彦、「いちごの唄」の石橋静河。第32回東京国際映画祭コンペティション部門正式招待作品。

海辺の映画館 キネマの玉手箱

大林宣彦監督が20年ぶりに出身地である広島県尾道でメインロケを敢行、戦争や映画の歴史を辿るファンタジー劇。尾道の海辺にある映画館が閉館の日を迎え、日本の戦争映画大特集のオールナイト興行を見ていた3人の若者がスクリーンの世界へタイムリープする。大林作品に多数出演する厚木拓郎と細山田隆人、「武蔵 -むさし-」に主演した細田善彦が銀幕の世界にタイムリープし移動劇団『桜隊』の運命を変えようとする3人の若者を、『桜隊』の看板女優を「野のなななのか」「花筐/HANAGATAMI」と近年の大林作品を支える常盤貴子が演じる。第32回東京国際映画祭Japan Now部門にてワールドプレミア上映、大林監督に特別功労賞が授与された。

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