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子供ができない夫婦に頼まれ、金のために奥さんに代わって子供を産んでやるドライな現代娘が、赤ちゃんが体内で育って行くに従い自然に母性にめざめていく過程を描く。製作はリチャード・ゴールドストーン、監督・脚本はジェームズ・ブリッジス、撮影はチャールズ・ロシャー・ジュニア、音楽はフレッド・カーリン、編集はウォルター・トンプソンが各々担当。出演はバーバラ・ハーシー、コリン・ウィルコックス・ホーン、サム・グルーム、スコット・グレン、ジェーニー・バーリン、リリ・ヴァレンティーなど。
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「受胎の契約 ベビー・メーカー」のストーリー
現代。ロサンゼルス。ティッシュ・グレイ(バーバラ・ハーシー)は、カリフォルニア大学を卒業して、ボーイフレンドのタッド(スコット・グレン)と気ままな生活を送っていた。ある日、知り合いのカルニック夫人に、スーザン・ウィルコックス(コリン・ウィルコックス=ホーン)を紹介された。彼女はウィルコックス邸に招かれ、そこでスーザンの夫ジェイ(サム・グルーム)に紹介された。ウィルコックス夫妻には子供がいなかった。そこで夫婦相談の上、ティッシュの腹を借りたいというのだった。彼女はタッドと相談して、ジェイの子供を産むことに決め、細かい取り決めを行なった。その内容は、ティッシュに最初500ドル支払い妊娠が確認されたら更に500ドル、出産した場合は2000ドル支払うというもので、早速ウィルコックス家での生活が始まった。やがてティッシュは妊娠3カ月を無事通過し、5カ月から6カ月に入った。8カ月に入る少し前から彼女は妊娠体操の教習を受けた。これは分娩時の呼吸の仕方を教える一種の体操だった。9カ月に入ると、ジェイ夫妻は生まれてくる赤ん坊につける名前について相談した。ティッシュは、赤ん坊には牛乳より母乳の方が安全だから、当分の間自分の乳で育てたいと申しでたが、スーザンは1日も早く自分の子として育てたいといってこれに反対した。10カ月目に入り、いよいよ出産間近い徴候のあった日、ティッシュは朝早くから起きてジェイのために朝食を作った。ジェイはスーザンを呼ぼうといったが、彼女はしばらくそのままでいたかった。彼女の心境は複雑だった。スーザンが妬ましく、めざめる母性をおさえることができなかった。ティッシュは無事出産した。男の子で、退院後、彼女と赤ん坊は一時カルニック夫人の家に引き取られたが、やがてジェイ夫婦に引き渡す日がきた。約束通りの金を受け取ったものの、ジェイと別れることや、自分の赤ん坊を取られることはつらかった。別れにのぞみ、ジェイはときどき会おうといったが、彼女は断わった。もし街や映画館などで会うことがあったら、互いにうなずくだけにとどめておきたいというのだった。
「受胎の契約 ベビー・メーカー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1971 |
公開年月日 | 1972年7月8日 |
製作会社 | NGC作品 |
配給 | フォックス |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
「受胎の契約 ベビー・メーカー」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。