十億ドル事件

じゅうおくどるじけん
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

「拳骨大売出し」と同じくハリー・ジョー・ブラウンが監督したチャールズ・R・ ロジャース作品で、「爆笑世界行脚」のジーン・タウンとグレアム・ベイカーとが共同して原作脚色した。出演者は「米国撃滅艦隊」「火の翼」のロバート・アームストロング、「狂乱のアメリカ」「活動狂」のコンスタンス・カミングス、「踊子夫人」「喧嘩商会」のフランク・モーガン、「怪物団」のオルガ・バクラノヴァ、「爆走する悪魔」のジェームズ・グリースン、「お蝶夫人」のアーヴィング・ピチェル、「拳骨大売出し」のウォーレン・ハイマー、「怪特急列車」のフランク・アルバートソン、「ブロンド・ヴィナス」のシドニー・トーラー等で、キャメラは「北海の漁火」「楽園の大河」のチャールズ・ステューマーの担当である。

「十億ドル事件」のストーリー

スリのラッツィ、ボクサー上りのキッド・マッガン、模範囚のフィンガースの3人は前後して刑務所を出ると、キッドをボクシング界に返り咲かせ様と相談が3人の間でまとまり、前にメートルをあげすぎたため、彼らの自動車を他の自動車に衝突させて了った。相手の車に乗っていた実業家マスタソンは人事不省に陥ったので、フィンガースは早速刑務所で覚えて来たマッサージでマンスタマンを蘇生させた。話変わってキッドは出獄後最初の試合で大味噌をつけ、ボクサーとして見込みのないことが判ったので、フィンガースはマスタソンの懇望をいれて彼のお抱えの按摩師となる。その縁故でフィンガースの弟ベーブもマスタソンの邸に出入りする様になり、その紹介で株屋に勤めることになったがいつしかマスタソンは懇意な官界、財界の有力者を自邸に招いた際、彼が最近計画しているボロイ金儲けの話をした。それは要路の大官を買収して政府所有の油田の利潤を得、それをネタに彼が社長をしている石油会社の株の値を吊上げようというのだ。これを傍で開いていたフィンガースは先廻りをして株を買い、弟にも買わせて一挙に数万の富を作った。これを知ったマスタマンは娘にベーブを思い切らせる手段として、フィンガースをペテンにかけて、ボロ株を買わせ先の儲けを全部吐き出させた上解雇を申し渡した。無一物になったフィンガースはラッツィやキッドと共同でマッサージ療院を開いたが、マスタソンの悪事を嗅ぎつけた某大新聞の主筆グリスワルドはフィンガースの許を訪れ、彼を説き伏せてマスタソン一味に絡る石油疑惑事件の真相を喋らせ、新聞で大々的に之を素破ぬいたために上院はこの査問委員会を開くことになった。マスタソンは慌ててフィンガース買収を試みたが失敗したので、画策を弄し私立探偵ムーアを使い、フィンガースに殺人罪を塗りつけて拘引しようとしたが、フィンガースは不在だったために逮捕を免れ、その場に居合わせたラッツィとキッドは捕らえられた。フィンガースはグリスワルドに連れられワシントンに赴き証人として査問会の席に現れたが、ラッツィとキッドが刑事に引かれて入って来たのを見て益々マスタソン等の画策を見抜き、事件の真相を遂一陳述したので有罪となり、フィンガースは英雄として新聞に書立てられたが事件が落着してしまうと、もうグリスワルドは彼を構ってもくれなかった。

「十億ドル事件」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「十億ドル事件」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1933
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント支社
レイティング

「十億ドル事件」のみんなのレビュー

「十億ドル事件」のレビューを書く

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/20

デイヴィッド・リンチ(1946)

ようこそ映画音響の世界へ

ハリウッドの映画音響に焦点をあてたドキュメンタリー。その進化において大きな偉業を残した「市民ケーン」「鳥」「ゴッドファーザー」などの名作から映画音響の歴史を紹介。さらに、スペシャリストたちと共に“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていく。出演は「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、「スター・ウォーズ」のベン・バート、「ジュラシック・パーク」のゲイリー・ライドストローム。

デニス・ホッパー/狂気の旅路

個性派俳優でありアメリカン・ニューシネマを代表する「イージー・ライダー」を監督、アーティストとしての顔も持つハリウッドの反逆児デニス・ホッパーの半生を追うドキュメンタリー。関係者の証言や未公開映像を交え、その足跡と映画史における役割を辿る。デニス・ホッパーの大ファンだったニック・エベリング監督が、1970年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だったサティヤ・デ・ラ・マニトウをはじめ家族や友人・知人らによる数々の証言や、自ら集めた未公開映像をもとに構成。
エヴァン・ピーターズ(1987)

ボーダーライン:ソマリア・ウォー

海賊が蔓延るソマリアで現地取材を行ったジャーナリスト、ジェイ・バハダーの手記を映画化。2008年。伝説のジャーナリスト、シーモアの影響を受けたジェイは、ソマリアの現地取材に向かう。危険な取材の中、使命感を芽生えさせてゆくジェイだったが……。出演は「X-MEN:ダーク・フェニックス」のエヴァン・ピーターズ、「キャプテン・フィリップス」のバーカッド・アブディ、「ワーキング・ガール」のメラニー・グリフィス、「ゴッドファーザー」のアル・パチーノ。

X-MEN:ダーク・フェニックス

特殊能力を持つミュータントたちの活躍を描いた人気シリーズ「X-MEN」第7弾。X-MENの一員であるジーン・グレイが宇宙で事故に遭遇。これによりダークサイドが覚醒し、世界を滅ぼすほどの強大なパワーを持つダーク・フェニックスに変貌する……。出演は前作「X-MEN:アポカリプス」に引き続きジーン・グレイを演じるソフィー・ターナー、「ミスター・ガラス」のジェームズ・マカヴォイ、「エイリアン:コヴェナント」のマイケル・ファスベンダー。「X-MEN:アポカリプス」の脚本を担当するなど、長年にわたってシリーズに携わってきたサイモン・キンバーグが、長編映画初監督を務める。

NEW今日命日の映画人 1/20

オードリー・ヘップバーン(1993)

マイヤーリング

1957年にテレビ番組『プロデューサーズ・ショーケース』の1本として1度だけ全米生放送された作品。以後、目にする機会はなかったが、当時の技術“キネスコープ”で録画されたマスターを復元し、劇場公開が実現した。オードリー・ヘプバーン(「ローマの休日」)とメル・ファーラー(「戦争と平和」)の夫婦共演も話題に。

ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター版

アメリカン・フィルム・インスティテュートが2000年に発表した“アメリカが生んだ最も素晴らしいラブストーリー ベスト100”の第4位に選ばれた恋愛映画。製作から50周年を迎え、“デジタル・ニューマスター版”として再び公開された。この映画によって、主演のオードリー・ヘプバーンは無名の女優からハリウッド・スターとなった。なお脚本は、当時の赤狩りでハリウッドから締め出されていたダルトン・トランボが、友人のイアン・マクラレン・ハンター名義で初稿を執筆、これにハンターが手を加えたものを、さらにジョン・ダイトンが改稿するかたちで決定稿に至った。初公開時はトランボの名前は伏せられていたが、のちに当時の事情が明らかになり、デジタル・ニューマスター版には新たにトランボの名がクレジットされている。