白い砂

しろいすな
上映日
1959年5月1日

製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

「自由の大地」のジョン・ヒューストン監督が1957年に作った作品で、日本軍がたてこもる南太平洋の孤島に、密かに生活する1人の米海兵隊員と尼僧の物語。チャールズ・ショウの原作「肉と魂」を、「悪い種子」のジョン・リー・メインとヒューストン自身が脚色し、撮影を「自由の大地」のオズワルド・モリスが担当している。音楽はジョルジュ・オーリック。出演するのは尼僧に扮する「旅路」のデボラ・カーと、海兵隊員に扮する「追撃機」のロバート・ミッチャムの2人のみで、他は米兵と日本兵を演ずる無名の人々だけという異色キャスト。製作バディ・アドラーとユージン・フレンク。

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「白い砂」のストーリー

1945年南太平洋戦の最中、1人のアメリカ海兵隊員が半死半生の身で、ある小さな島に漂着した。彼はアリソン伍長(ロバート・ミッチャム)といい、島であったのは意外にも1人の若い修道女アンジェラ(デボラ・カー)であった。アンジェラは原住民に逃げられ、同行の老神父にも死なれて、今や島が全くの孤島であることを語った。日本軍の近い孤島で、2人だけの生活が始まった。十字架を守って雄雄しく生きぬく修道女と武骨な海兵隊男とは、一見不似合いな組合せだったが、ほほえましい毎日であった。大海亀の捕獲、脱走用の筏作りなどの共同作業を通して、アンジェラは粗野で無知だが、朴とつなアリソンに次第に親しみを感じた。平穏な生活は日本軍の爆撃で破られ、2人は洞窟に隠れた。やがて日本軍が上陸し、洞窟生活が続いた。間もなく日本軍は撤退し、2人は外に出た。アリソンはアンジェラを愛していた。アンジェラは自分はまだ修道女で正式の尼僧にはなっていないから、還俗も出来るといった。しかし、彼女は変わらぬ神への心を語って結婚を断った。雨の夜、酔ったアリソンは、アンジェラを困惑させた。降りしきる雨の中にとび出したアンジェラは発熱した。後悔したアリソンは真心をこめて看護した。アリソンは再び上陸した日本軍の宿舎に毛布を盗みに忍んだが、翌日2人の存在を知った日本軍は島中の捜査を始めた。2人に危険が迫った。その時、米軍の攻撃が始まった。アリソンは一瞬、神のお告げをきいたように思った。海岸に隠された日本軍の大砲を始末しなければ、味方はやられてしまう。危険もかえりみず、アリソンは力をつくした。砲弾の破片で重傷は負ったが、任務は仕遂げた。やがて友軍の海兵隊が無事上陸して来ると、一行は自分達の仲間が1人の修道女に付き添われている光景にびっくりした。担架で運ばれてゆくアリソンを見送るアンジェラの瞳はうるんでいた。2人だけの孤島で、苦楽をともにし、互いに命の恩人となり、心の中を語り合ったアリソンと別れるのは寂しかった。胸一杯の感慨をこめて未来の尼僧アンジェラは言った。 Heaven Knows Mr. Allison!

「白い砂」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「白い砂」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1957
公開年月日 1959年5月1日
製作会社 20世紀フォックス映画
配給 20世紀フォックス
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/4

タイラ・バンクス(1973)

ハンナ・モンタナ ザ・ムービー

スーパーアイドルと女子高生の二重生活を送る少女が巻き起こす騒動を描き、全米で人気のテレビドラマの劇場版。出演は「ビッグ・フィッシュ」のマイリー・サイラス、マイリーの実父で「マルホランド・ドライブ」にも出演したカントリー歌手ビリー・レイ・サイラス、「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」のエミリー・オスメント。

ハロウィン・レザレクション

ジョン・カーペンター監督による第1作以来、息の長いヒット・シリーズとなったホラー・サスペンスの第8弾。前作「ハロウィンH20」で久々にシリーズに復帰したジェイミー・リー・カーティスが、今回も登場。監督はシリーズ第2作「ブギーマン」のリック・ローゼンタール。
滝田洋二郎(1955)

北の桜守

「北の零年」「北のカナリアたち」に続く吉永小百合主演の“北の三部作”最終章。息子二人を連れて戦争から逃れ網走で過酷な状況の中生き抜いたてつ。1971年、次男の修二郎は戦禍によるPTSDに悩む母と思い出の地を辿るうちに、禁断の記憶に行きつく。監督は「おくりびと」「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」の滝田洋二郎。母てつを演じる吉永小百合や成人した修二郎役の堺雅人ら俳優陣とともに、貧しさや飢えに苦しみながら極寒の北海道で懸命に生きる母子のドラマを撮る。また、てつの心象風景を劇団ナイロン100℃の主宰ケラリーノ・サンドロヴィッチが演劇的に表現している。

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

田中経一の同名小説を「おくりびと」の滝田洋二郎監督が「母と暮せば」の二宮和也主演で映画化。絶対味覚を持つ料理人・佐々木充は、歴史の闇に消えた究極メニューの復元に挑む。一方、1930年代、そのレシピ作成に人生を捧げたのは天皇の料理番・山形であった。共演は「武曲 MUKOKU」の綾野剛、「沈黙 サイレンス」の笈田ヨシ、「クリーピー 偽りの殺人」の西島秀俊、「怒り」の宮﨑あおい、「PとJK」の西畑大吾、「シン・ゴジラ」の竹野内豊。脚本は「永遠の0」の林民夫。音楽を「3月のライオン」の菅野祐悟が担当する。

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