ここが見どころ
ケンマ会社が製作し、パラマウントから発売された作品で、原作はルーサー・リードと、ヘール・ハミルトン合作の舞台劇「親愛なる私よ」“Dear Meに基づき、ルーファス・スティールが脚色し、「平民宰相」「雪の花嫁」等と同じくヘンリー・コルカーが監督した。主役は久し振りで映画界へ復帰したマッジ・ケネディーで、「本町通り」「結婚哲学」等主演のモント・ブルーと、「若きダイアナ」等出演のペドロ・デ・コルドヴァとが対手役を演じている。原名の“Dear Meとは、ヒロインが自分に宛てた手紙を書いて、自分の考えを述べるのから取ったものである。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「紫雲の彼方へ」のレビューを書く
「紫雲の彼方へ」のストーリー
エドガー・プレンティスの父は、息子が戯曲家として立とうとしているのを見て、失敗芸術家収容院というのを作って、息子に遺した。エドガーはこの収容院に虐使されている乙女エイプリルの音楽的天才を認め、ヴァイオリン弾きのジョーと3人で収容院を去り、ニューヨークへ出て成功しようと勉強を始め、遂に立派な喜歌劇を書いた。エイプリルはその主役女優に選ばれ、一躍スターとなって、金満家の息子ダドリー・クウェイルに求婚される身とはなったが、エドガーが彼女を思うと同じように、やはり彼女もエドガーを恋していた。かくて、彼女がニューヨークの晴れの舞台に大成功を収めた夜、2人は熱い恋の誓いを交わす。
「紫雲の彼方へ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1923 |
製作会社 | パラマウント映画 |
配給 | パラマウント支社 |
レイティング | |
カラー/サイズ | モノクロ |
「紫雲の彼方へ」のみんなのレビュー
「紫雲の彼方へ」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 1/24
- アーネスト・ボーグナイン(1917)
-
サム・ペキンパー 情熱と美学
「荒野のガンマン」「ワイルドバンチ」などの徹底したバイオレンス描写から『血まみれのサム』との異名を持ち、1984年に他界したサム・ペキンパー監督の生涯に迫るドキュメンタリー作品。独特な編集手法を用い新たな表現を求め後進に多大な影響を与えた一方、妥協を許さないその姿勢により商業主義のスタジオやプロデューサーらとの衝突を多く招いた彼の人物像を、家族やペキンパー作品の常連だったL・Q・ジョーンズをはじめとした関係者たちの証言から浮かび上がらせる。監督はサム・ペキンパーの伝記ともいえる書籍『PASSION & POETRY SAM PECKINPAH IN PICTURES』を著した映画史家・映画製作者のマイク・シーゲル。 -
RED レッド
静かな引退生活を送る元CIAの男が昔の仲間たちと共に巨大な陰謀に立ち向かう姿を描くアクション。監督は「きみがぼくを見つけた日」のロベルト・シュヴェンケ。出演は「コップ・アウト 刑事(でか)した奴ら」のブルース・ウィリス、「インビクタス 負けざる者たち」のモーガン・フリーマン、「メッセージ そして、愛が残る」のジョン・マルコヴィッチなど。
NEW今日命日の映画人 1/24
- 青木富夫(2004)
-
幕末太陽傳 デジタル修復版
明治維新間近の幕末の品川を舞台に、無一文ながら大尽遊びを繰り広げて居座る男を描いた川島雄三監督の代表作。日活創立100周年を記念してのデジタル修復版。脚本は田中啓一、今村昌平、川島監督。撮影は高村倉太郎。出演はフランキー堺、南田洋子、石原裕次郎ほか。2011年10月にニューヨーク映画祭でワールドプレミア上映された。 -
犬と歩けば チロリとタムラ
住む所を失った青年と捨て犬が、トレーナーとセラピー・ドッグとして再生、人々の心を癒すようになっていく姿を描いたドラマ。監督は「刑事まつり/忘れられぬ刑事たち」の篠崎誠。自身による原作を基に、「のんきな姉さん」の七里圭が脚色。撮影監督に「青春デンデケデケデケ」の萩田憲治、撮影に「シンデレラ・エクスタシー 黒い瞳の誘惑」の米田実がそれぞれあたっている。主演は「明日があるさ THE MOVIE」の田中直樹。