出獄

しゅつごく
製作国
アメリカ

ジャンル
社会派

ここが見どころ

シカゴ・タイムス紙の記者ジェイムス・マッガイアが経験した事実を書いた手記を映画化した、セミ・ドキュメンタリーで「94番地の家」「マドレーヌ街13番」「死の接吻(1947)」に次いで「海の魂」「北海の子」のヘンリー・ハサウェイが監督したもの。マッガイアの手記をレナード・ホフマンとクエンティン・レイノルズか改作し「ローラ殺人事件」のジェーイ・ドラツトラーがジェローム・キャディと協力して脚本を書いている。撮影監督は「荒野の決闘」のジョー・マクドナルドである。主役は「美人劇場」「桃色の店」のジェイムス・ステュアートで「影なき殺人」のリー・J・コップ、新人リチャード・コンティ、ベティー・ガード、ジョーン・て・バーグ、カジア・オルザゼウスキ等の新しい顔ぶれが助演者の主なものである。1948年作品。

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「出獄」のストーリー

1944年10月10日のシカゴ・タイムス紙の3行広告欄に左のような広告が出た。懸賞金5千ドル也。1932年11月9日バンディ巡査を殺害した犯人を知らせた方に呈す。ノースサイド777 番を、正午から午後7時までに呼び出し、ティリー・ウィーセックは、折角広告したが何の知らせも来なかった。その代わりに掃除婦をしている彼女の安アパートを1人の男が訪ねて来た。それは新聞記者マクニールであった。5千ドルといえばなかなかの巨額である。彼が新聞の綴込を繰って見ると、バンディ巡査殺害事件は解決している。犯人はフランク・ウィーセックで、ステートヴィルのイリノイ州監獄で99年の刑に服役中である。興味を感じたマクニールの推測どおり、広告主の婦人は終身刑囚の母親で、息子ずぬれ衣であることを確信し、12年間食うや食わずで5千ドルの貯金をしたのだという。ティリーは狂女でもないし、彼女の話を聞くとフランクはどうやら無罪らしい。マクニールは活動を始めた。監獄へ行ってフランクに面会してみると、無罪説にマクニールもいよいよ傾いた。しかし、警察では12年前に片づいている事件を、再調査して引っくり返すことは好まない。賢察当局の威信にも傷がつくので、マクニールの調査を妨害しようとするのである。フランクの妻であったヘレンは、終身徒刑の夫と離婚して再婚している。マクニールは彼女も訪ねてみたが、これは物にならなかった。フランクの有罪宣告を決定したのは、ワンダ・スクートニックという女の証言であったことを探知したマクニールは、この女の所在を尋ねまわって突きとめた。しかし、いかがわしい職業の彼女が、ひとすじなわで行くものではないことは、一目見ただけで明白であった。とはいえフランクの無罪を立証し得るのは、ワンダ以外には誰もない。マクニールの上役の社会部長ブライアン・ケリーも、ここまでこぎつけてあきらめるのは惜しいと言うし、マクニール自身の正義観も許さない。彼は手をかえ品をかえ、ついにワンダに泥を吐かせた。バンディ巡査はギャングに殺されたのであり、フランク・ウイーセックには意趣返しに、偽証して罪におとしたのであった。

「出獄」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「出獄」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 アメリカ
製作年 1948
製作会社 20世紀フォックス映画
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/7

香川照之(1965)

99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE

2016年、2018年に放送された人気ドラマの劇場版。99.9%逆転不可能と言われる事件で無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山のもとに、15年前の天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。その事件には、謎の弁護士・南雲が関わっていた。出演は、「ナラタージュ」の松本潤、「七つの会議」の香川照之、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の杉咲花。監督は、「仮面病棟」の木村ひさし。

バケモン

17年に渡って落語家・笑福亭鶴瓶に密着、その素顔に迫ったドキュメンタリー。コロナ禍でテレビ番組の収録が中止になった2020年、鶴瓶は1時間を超える上方落語の最高傑作『らくだ』をひっさげ、全国ツアーを開始。そこから覗く芸人・鶴瓶の生き様とは。ナレーションを担当したのは、「七つの会議」の香川照之。鶴瓶と交流の深いテレビ番組の構成演出家・山根真吾が演出・構成・撮影・編集を担当。
ニコラス・ホルト(1989)

モンタナの目撃者

アカデミー賞受賞女優アンジェリーナ・ジョリーの『ソルト』以来11年ぶりのアクション映画。アンジーが人間には太刀打ちできない「大自然の脅威」と凄腕の「暗殺者」に行く手を阻まれながらも、少年を守るために戦う森林消防隊員ハンナを演じる。監督・脚本は「ボーダーライン」(2015)で初脚本を務め、監督デビュー作「ウインド・リバー」(2017)で第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞したテイラー・シェリダン。「木を切り、火をおこす方法から教わった」と語るアンジェリーナ・ジョリーは、森林消防隊員のハンナを演じることは大自然でのサバイバルの連続だったと語る。過去に壮絶な事件を”目撃”したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員のハンナは、暗殺者による父の死を間近で“目撃”し、父が守り抜いた“秘密”のために暗殺者に追われる少年コナーとタッグを組む。背後に迫る凄腕の暗殺者、目前に立ちはだかる広大なモンタナの大自然に燃え盛る巨大な炎―2つの脅威に行く手を阻まれる極限状態で、少年を守り戦うサバイバルサスペンス。

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング

かつてミック・ジャガーが「太陽の果てに青春を」で、故ヒース・レジャーが「ケリー・ザ・ギャング」で演じたオーストラリアの伝説の義賊ネッド・ケリーの生涯を、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイ主演で描くパンク精神あふれる反逆ムービー。豪アカデミー賞12部門のうち主要3部門で受賞、カルト・ムービーの巨匠ジョン・ウォーターズ監督が“2020映画ベスト10”に選出。1855年にアイルランド移民の長男として生まれたネッド・ケリーは窃盗や強盗を繰り返した無法者だが、現代でもオーストラリアに「ケリーのように勇敢に(as game as Ned Kelly)」という表現があるほど英雄として人気が高い。本作ではそんなネッド・ケリーを、悲惨な境遇から抜け出そうと苦悩し、怒り闘うひとりの若者として捉えたピーター・ケアリーのブッカー賞(イギリス最高の文学賞)受賞小説を原作に映画化。腐敗した権力に屈することを拒否し、兄弟や仲間たちと“ケリー・ギャング”を結成、国中にその名を轟かす反逆者となったネッドの姿を壮絶に描き出している。母親がネッドを売り渡すブッシュレンジャー(盗賊)のハリー・パワーにラッセル・クロウ、ネッドに屈折した想いを寄せ執拗に追い詰める警官のフィッツパトリックにニコラス・ホルト、ネッドの家族に横暴を尽くすオニール巡査部長にチャーリー・ハナムと豪華キャストが結集。「アサシン クリード」でハリウッドに進出したジャスティン・カーゼル監督が新たな伝説を誕生させた。

NEW今日命日の映画人 12/7

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