シュヴァリエの巴里っ子

しゅばりえのぱりっこ
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

「メリイ・ウイドウ(1934)」のモーリス・シュヴァリエが主演する映画で、「明日の太陽」のペス・メレディスが「濡れた拳銃」のハル・ロングと協力して書き下ろした台本により、「百万ドル小僧」「戦線の嵐」のロイ・デル・ルースが監督したもの。助演者は「百万ドル小僧」「風の接吻」のアン・サザーン、「ドン・ファン」のマール・オベロンを始め、「コンチネンタル」のエリック・ブローア、「巌窟王(1934)」のファーディナンド・ムニアー、ウォルター・バイロン、ラムズデン・ヘーア等で、キャメラは「濁流」のバーニー・マクギルの担当である。

「シュヴァリエの巴里っ子」のストーリー

富と好色でパリにその名を知られたカッシニ男爵は一夜、その美しい夫人ジュヌヴィエヴと取り巻きの紳士たちを引具して、フォーリイ・ベルジェルの桟敷に現れた。舞台ではこの劇場の人気者ウージャン・シャルリエがカッシニ男爵の物真似を演じていた。その真に迫った演技に感激した男爵は彼の楽屋を訪れようとして舞台裏でシャルリエの恋人でやきもち焼きの女優ミミにシャルリエと間違えられてしまった。元より色好みの男爵はミミに好奇心を感じ、その気を引いて見たが体よくはねつけられたので、彼女に自分の名刺を与えて気が変わったら訪ねてくるようにと約束した。このとき男爵は自分の全財産を注ぎ込んでいるアフリカの鉱山が財政的破綻に面しているとの電報を受け取ってその穴埋めに2千万ポンドを作る為に急いでロンドンに旅立っていった。所がその翌晩は男爵が首相を招待して宴会を開く予定になっていたので、そのとき迄に男爵が帰らぬときはあらぬ疑いがかかるのを恐れて友人はシャルリエをその替え玉に使うことにした。シャルリエがうまく男爵になりすますことが出来たのでその夜は誰も男爵の不在を知る者無く、しかもシャルリエは反古同様の男爵の鉱山を2千5百万ポンドで蔵相の手から政府に売りつける事に成功した。この土地はフランス領とポルトガル領の国境にあるので政府は軍備上是非これを買い取らねばならなかったのである。一方ミミはシャルリエが劇場を休んだのでてっきり彼の浮気と早合点し、自棄を起こした挙げ句、男爵を訪れたが、それがシャルリエであるのを知って一時は夫人との間を疑う。が実は莫大な謝礼を貰って自分たち2人の為に自動車を買う想定だと聞いて喜んだが、ミミがシャルリエは病気で欠勤しているのではないと劇場の支配人に告げたのでシャルリエを首にするといきまいてるのを思い出し、2人して男爵邸を抜け出し劇場へ駆けつけた。男爵はその夜ロンドンから急に帰ってきてシャルリエが自分の替え玉になっていた事を知り夫人の心を試そうとして何処までもシャルリエが扮した男爵を気取っているが、夫人はそれが本物の男爵である事を見抜いて接吻を許した。しかしその翌朝、前夜の男爵が本当の男爵ではなかったと言われ夫人は驚いたがやがてそれは男爵のトリックであった事が判って事件は円満に解決した。

「シュヴァリエの巴里っ子」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「シュヴァリエの巴里っ子」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1935
製作会社 ユナイテッド・20世紀映画
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/21

永田雅一(1906)

地獄門 デジタル復元版

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。

日蓮

古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
神尾楓珠(1999)

裏アカ

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015準グランプリを受賞した人間ドラマ。どこか満たされない真知子は、SNSの裏アカウントを作り際どい写真を投稿。思わぬ反響に快感を覚える中、フォロワーの一人ゆーとと一度限りの関係を持つが、彼に惹かれてしまい……。木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出といった監督のもとで助監督を務めてきた加藤卓哉が本作で監督デビュー。やり場のない気持ちを抱えSNSの裏アカウントにハマっていく伊藤真知子を「火口のふたり」の瀧内公美が、表の顔と裏の顔を使い分ける年下の男をドラマ『左ききのエレン』に主演した神尾楓珠が演じる。2020年6月12日より公開延期。

樹海村 じゅかいむら

NEW今日命日の映画人 1/21

セシル・B・デミル(1959)

クレオパトラ(1934)

セシル・B・デミルが「新世紀」「恐怖の四人」に次いで監督製作した映画で、「喇叭は響く」「恐怖の四人」の脚色者バートレット・コーマックが史実に取材して組立てた物語で「路傍」「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「坊やはお休み」「暴君ネロ(1932)」のウォルデマー・ヤングが共同脚色したもの。主役は「暴君ネロ(1932)」「或夜の出来事」のクローデット・コルベールが勤め、「一日だけの淑女」のウォーレン・ウィリアム、英国劇壇から招聘されたヘンリー・ウィルコクスンが共演するほか、「絢爛たる殺人」のガートルード・マイケル、「薫る河風」のジョセフ・シルドクラウト「クリスチナ女王」のアイアン・キース及びC・オーブリー・スミス、「妾は天使じゃない」のアーヴィング・ピチェル等が助演している。撮影は「生活の設計」「恋の凱歌」のヴィクター・ミルナーの担当である。

十戒(1957)

1923年、今回と同様セシル・B・デミルが監督した「十誡(1923)」の再映画化で、製作費1350万ドルを費やしたというスペクタクル宗教史劇、イーニアス・マッケンジー、ジェン・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランクの4人が脚本を書き、「胸に輝く星」のロイヤル・グリグスが撮影監督をつとめた。特殊撮影を受け持ったジョン・P・フルトンは1957年度アカデミー賞を受賞した。音楽は「最前線」のエルマー・バーンスタイン。主演は「三人のあらくれ者」のチャールトン・ヘストン、アン・バクスター、「追想」のユル・ブリンナー、「地獄の埠頭」のエドワード・G・ロビンソン、「勇者カイヤム」のデブラ・パジェット、そのほか「裸の天使」のジョン・デレク、「重役室」のニナ・フォック、「南部の反逆者」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「放浪の王者(1956)」のサー・セドリック・ハードウィック、「サヨナラ」のマーサ・スコット。231分版もあり。