猿は語る

さるはかたる
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

ルネ・フォーショア氏作のブウルヴァルの独り狂言「物言う猿」を映画化したもので、L・G・リグビー氏が脚色し、「カルメン(1927)」「栄光」と同じくラウール・ウォルシュ氏が監督した。主役は舞台で賞讃を博したジャック・レルネル氏が演じ、「憧憬の彼方へ」「無花果の葉」等出演のオリーヴ・ボーデン嬢と「カルメン」「極光に吼ゆ」等出演のドン・アルヴァラド氏が共演し、ジェーン・ウィントン嬢、マルコーム・ワェイト氏、レイモンド・ヒッチコック氏等が助演している。

「猿は語る」のストーリー

金持の一人息子でお坊ちゃん育ちのアルマン・デュランはミュゼットというサーカスの女に惚れて親の意見も馬の耳に念仏という有様だった。ところがミュゼットには同じサーカスの獅子使いのベルジュランという情夫があって散々アルマンから金を捲き上げた挙句袖にして了った。アルマンは始めて女心の常ならぬを知り憂悶を医すために放漫の旅へ上った。幾日かの後彼はジュウルとフィルマンとフランソワという三人の芸人が経営している小さなサーカスの一行と落合った。アルマンとフランソワとは旧知の間柄だったのでその仲間となったが、不景気続きのため、開演中道具や衣装一切を借金が払えぬばかりに差押えられて了った。その時フランソワは着る着物もないところから猿の毛皮を着て猿の真似をして皆を笑わせた。アルマンはそれに暗示を得てフランソワを猿に仕立て「物言う猿」として呼び物とし金儲けの計画を樹て、四人はこの秘密を命にかけてと守ることを誓約した。それから数週間の後「物言う猿」ジョコオの曲芸はパリ中の大評判となり、新加入の花形娘オリヴェットもジョコオの人気には及ばなかった。オリヴェットはフランソワのジョコオを真物の猿と信じて寵愛した。ジョコオはしかし猿としてよりも人間として愛して貰い度かった。けれども彼は四人の誓約を破ることが出来なかった。のみならずオリヴェットがアルマンを愛しているのを知っては人として彼女の愛撫を受けることに満足しているよりほかはなかった。アルマンはフランソワの立場に同情し自らはオリヴェットに愛を打明けなかった。この一座の隆盛を聞込んだベルジュランとミュゼットは鉄面皮にもアルマンを訪れて一座に加えてくれと頼み、ミュゼットは彼を瞞しにかかったがアルマンは言下に拒絶した。腹黒い二人はジョコオに酷似した猿を手に入れて、夜陰に乗じてジョコオを誘拐し真物の猿を残した。三人組は驚いてジョコオの行衛を捜し廻った。オリヴェットは換玉の猿をジョコオと信じて己が室へ伴った。真物の猿は野獣の本性を発揮して彼女に飛掛った。ベルジュランの一室の檻に囚われたフランソワのジョコオはオリヴェットの身を気遣い檻を破って帰った。両猿は激しい格闘をしたがジョコオは胸を傷けられた。ジョコオは傷を押して最後の舞台を勤め、オリヴェットの胸に抱かれて彼女とアルマンの幸福を祈りながら死んだ。

「猿は語る」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「猿は語る」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1927
製作会社 フォックス映画
配給 フォックス社
レイティング

「猿は語る」のみんなのレビュー

「猿は語る」のレビューを書く



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/4

タイラ・バンクス(1973)

ハンナ・モンタナ ザ・ムービー

スーパーアイドルと女子高生の二重生活を送る少女が巻き起こす騒動を描き、全米で人気のテレビドラマの劇場版。出演は「ビッグ・フィッシュ」のマイリー・サイラス、マイリーの実父で「マルホランド・ドライブ」にも出演したカントリー歌手ビリー・レイ・サイラス、「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」のエミリー・オスメント。

ハロウィン・レザレクション

ジョン・カーペンター監督による第1作以来、息の長いヒット・シリーズとなったホラー・サスペンスの第8弾。前作「ハロウィンH20」で久々にシリーズに復帰したジェイミー・リー・カーティスが、今回も登場。監督はシリーズ第2作「ブギーマン」のリック・ローゼンタール。
滝田洋二郎(1955)

北の桜守

「北の零年」「北のカナリアたち」に続く吉永小百合主演の“北の三部作”最終章。息子二人を連れて戦争から逃れ網走で過酷な状況の中生き抜いたてつ。1971年、次男の修二郎は戦禍によるPTSDに悩む母と思い出の地を辿るうちに、禁断の記憶に行きつく。監督は「おくりびと」「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」の滝田洋二郎。母てつを演じる吉永小百合や成人した修二郎役の堺雅人ら俳優陣とともに、貧しさや飢えに苦しみながら極寒の北海道で懸命に生きる母子のドラマを撮る。また、てつの心象風景を劇団ナイロン100℃の主宰ケラリーノ・サンドロヴィッチが演劇的に表現している。

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

田中経一の同名小説を「おくりびと」の滝田洋二郎監督が「母と暮せば」の二宮和也主演で映画化。絶対味覚を持つ料理人・佐々木充は、歴史の闇に消えた究極メニューの復元に挑む。一方、1930年代、そのレシピ作成に人生を捧げたのは天皇の料理番・山形であった。共演は「武曲 MUKOKU」の綾野剛、「沈黙 サイレンス」の笈田ヨシ、「クリーピー 偽りの殺人」の西島秀俊、「怒り」の宮﨑あおい、「PとJK」の西畑大吾、「シン・ゴジラ」の竹野内豊。脚本は「永遠の0」の林民夫。音楽を「3月のライオン」の菅野祐悟が担当する。

NEW今日命日の映画人 12/4

該当する人物がいません