殺意の週末

さついのしゅうまつ
上映日
1971年10月16日

製作国
アメリカ

ジャンル
サスペンス・ミステリー

ここが見どころ

南フランスのぬけるような青い空の下、巧みに仕組まれた罠が、生き物のようにしなって、若い女に襲いかかるスリラー・サスペンス。製作総指揮はレイモンド・ダノン、製作・監督はアナトール・リトヴァク、脚本はリチャード・ハリスとエレノア・ペリー、原作はセバスチャン・ジャプリゾ、撮影はクロード・ルノワール、音楽はミシェル・ルグランがそれぞれ担当。出演は「コレクター」「ドリトル先生不思議な旅」のサマンサ・エッガー、「恋する女たち」のオリヴァー・リード、ステファーヌ・オードラン、ジョン・マッケナリー、ベルナール・フレッソンなど。

「殺意の週末」のストーリー

秘書のダニー(サマンサ・エッガー)は、ボスのマイケル・コールドウェル(オリバー・リード)から商用のジュネーブ行が急に繰り上がったので、書類のタイプを今夜のうちに彼の家に来て仕上げるよう頼まれた。翌日、徹夜で仕上げた書類を渡し、妻アニタ(ステファーヌ・オードラン)と娘を同行したマイケルを空港に見送ったダニーは、マイケルの純白のマーキュリー・コンバーティブルを運転して帰ろうとした。途中、パリ市内に向かっているつもりが勘違いし、リヨンへの道を進んでいることに気がついた。が、せめてささやかなバカンスでもと思ったダニーは、そのまま車を南へと走らせた。とある町で、ダニーは見知らぬ女に呼びとめられた。昨日、忘れていったコートを預かっているのだという。そんなバカなと、気にせずに進むとガソリン・スタンドが目に入った。ダニーはトイレに入った。突然何者かに頭を殴打され、気を失ったダニーは息を吹き返したが、右手首がはれあがっていた。スタンドの主人に手当てを頼むと、彼は、さっきからあなたは包帯を巻いていたじゃないかと疑わしそうに眉をひそめた。泊まったホテルでダニーは、妙に馴れなれしい男フィリップ(ジョン・マッケナリー)につきまとわれた。不思議な事件の連続に鬱然とした心を紛らすには手頃と思ったダニーの楽しみも、翌日、フィリップが車を盗んで逃げ去ったことで裏切られた。パリ祭で賑わうニースにやってきたダニーは、海岸近くに乗り捨てられた車を発見したが、男の姿はなく、トランクの中には昨日までなかった見知らぬ男の死体が転がっていた。再び姿を現わしたフィリップと死体を闇に葬ろうとしたとき、死体のポケットに、死体の男モーリス・コープに宛てたダニーの署名入り手紙が出てきた。フィリップは一瞬顔色を変え、やっぱり君の犯行だろうとなじるや、姿を消してしまった。その後アリバイ証明の努力も空しく、ダニーの頭はますます混乱していった。最後に手がかりとして死体の男モーリス・コープの邸宅に入ったダニーは驚いた。撮られた覚えのない彼女のヌード写真や、アパートにおいてあるはずの部屋着、コートを発見したのだ。おびえたダニーはマイケルに電話した。出たのはアニタで、ダニーが。今モーリス・コープの家にいることを告げると、慌ててそこを立ち退くように言って切ってしまった。自分の物を全部持って車に戻ったダニーは、あの夜マイケルから受け取った給料袋がそっくりコートにあるのを見つけた。しかし手もとにあるバッグには、ちゃんと給料は入っている。ダニーは、謎を解く糸口を見出した気がした。意を決してモーリスの家に戻ったダニーの前へ、マイケルが銃を持って現われた。彼は、妻のアニタが浮気相手のモーリスと口論したあげく殺してしまい、そのあと始末に、ダニーを犯人に仕立て上げようと工作したことを話した。引き金に手をかけたマイケルに、ダニーは言った。すでに捜査の手はまわっていると。ダニーが帰らぬときは、捜査が開始される手はずになっていたのである。マイケルは身体からすーっと力が抜けるのを感じた。

「殺意の週末」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「殺意の週末」のスペック

基本情報
ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1971
公開年月日 1971年10月16日
製作会社 アナトル・リトバク・プロ作品
配給 コロンビア
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 3/7

チャン・ドンゴン(1972)

王宮の夜鬼

「スウィンダラーズ」のヒョンビン×「V.I.P. 修羅の獣たち」のチャン・ドンゴン共演によるアクション史劇。朝鮮時代、謎の疫病が蔓延して生じた夜鬼の群れと戦う王子イ・チョン。一方、国王の側近キム・ジャジュンは夜鬼を利用して国を掌握しようと企んでいた。「リアル」のチョ・ウジン、「アシュラ」のチョン・マンシクが脇を固め、「コンフィデンシャル/共助」のキム・ソンフンがメガホンをとる。

七年の夜

特集『のむコレ2018』にて上映。
長谷川博己(1977)

サムライマラソン

「超高速!参勤交代」の脚本家・土橋章宏による小説『幕末まらそん侍』を豪華スタッフ・キャストで映画化。幕末。迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、十五里の山道を走る大会を開催。そんななか、藩士不在の城に刺客が送り込まれる。出演は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の佐藤健、「恋は雨上がりのように」の小松菜奈、「怒り」の森山未來、「きみの鳥はうたえる」の染谷将太、「来る」の青木崇高、「レオン」の竹中直人、「淵に立つ」の筒井真理子、「止められるか、俺たちを」の門脇麦、「海を駆ける」の阿部純子、「リングサイド・ストーリー」の奈緒、「覚悟はいいかそこの女子。」の中川大志、「ワンダーウーマン」のダニー・ヒューストン、「パンク侍、斬られて候」の豊川悦司、「シン・ゴジラ」の長谷川博己。監督は「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のバーナード・ローズ。企画・プロデュースは「ラストエンペラー」のジェレミー・トーマスと「おくりびと」の中沢敏明。脚本は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の斉藤ひろし、バーナード・ローズ、「喰女 クイメ」の山岸きくみ。音楽を「めぐりあう時間たち」のフィリップ・グラス、衣装デザインを「乱」のワダエミが担当。

半世界

「エルネスト」の阪本順治が、地方都市を舞台に39歳の男3人の友情物語を綴る人間ドラマ。紘は妻子とともに、父から受け継いだ山中の炭焼き窯で製炭をして暮らしている。ある日、中学からの旧友で、自衛隊員として海外派遣されていた瑛介が町に帰ってくる。出演は、「クソ野郎と美しき世界」の稲垣吾郎、「シン・ゴジラ」の長谷川博己、「きらきら眼鏡」の池脇千鶴、「泣き虫しょったんの奇跡」の渋川清彦。

NEW今日命日の映画人 3/7

スタンリー・キューブリック(1999)

恐怖と欲望

「非情の罠」以前に製作されたスタンリー・キューブリックの劇場デビュー作。自主制作映画であり、わずかなキャスト&スタッフ、低予算で製作されたにもかかわらず、公開時は批評家などからは好評だったのだ。しかし、キューブリック本人が本作を「アマチュアの仕事」と、プリントをすべて買占め封印してしまったため、長らく劇場で上映する機会がなかった。2013年5月3日よりオーディトリウム渋谷ほかにて、日本初公開された。

アイズ ワイド シャット

ある夫婦の愛と性をめぐる心の相克を冷徹に映し出したシリアス・ドラマ。監督・製作は「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」などの巨匠スタンリー・キューブリックで、88年の「フルメタル・ジャケット」以来11年ぶりとなる本作完成直後死去し、本作が遺作となった。脚本は19世紀末の文豪アーサー・シュニッツラーの『Tarumnovelle』を原典にキューブリックとフレデリック・ラフェエルが執筆。製作総指揮はキューブリック作品の常連であるジャン・ハーラン。撮影(クレジットはライティング・キャメラマン)はラリー・スミス。音楽は英国で活動するジョスリン・プーク。美術はレスリー・トムキンズとロイ・ウォーカー。編集はナイジェル・ゴルト。衣裳はマリット・アレン。出演は実生活でも夫婦であるトム・クルーズ(「ザ・エージェント」)とニコール・キッドマン(「プラクティカル・マジック」)、監督でもある「夫たち、妻たち」のシドニー・ポラック、「ツイスター」のトッド・フィールド、「日曜日のピュ」のマリー・リチャードソン、「ディープ・インパクト」のリーリー・ソビエスキー、「恋のレディ&レディ?・」のヴィネッサ・ショーほか。、
小川真司(2015)

宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く

TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク全26話の第23話から第26話を再編集した劇場版最終章。イスカンダルに到達し、地球へ帰還するヤマトの旅程を描く。総監督は、「トワノクオン」シリーズの出渕裕。声の出演は、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」シリーズの菅生隆之、「ねらわれた学園」の小野大輔。

宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン

SFアニメーション『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした全26話のシリーズを劇場公開。第六章ではガミラス艦隊との決戦を経て、大マゼラン銀河に辿り着くまでの第19話から第22話を上映する。声の出演は『獣電戦隊キョウリュウジャー』の菅生隆之、『進撃の巨人』の小野大輔、「DRAGON BALL Z 神と神」の山寺宏一。