- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
「赤い風車」のジョン・ヒューストンが1950年にMGMで監督した犯罪劇で、米国公開の際は「The Asphalt Jungle」の原題名だったもの。製作は「百万弗の人魚」のアーサー・ホーンブロウ・ジュニア。「廃墟の群盗」のW・R・バーネットの小説を、ベン・マドウとヒューストンが脚色した。撮影は「三つの恋の物語」のハロルド・ロッソン、音楽は「クオ・ヴァディス」のミクロス・ローザの担当。出演者は「戦闘機攻撃」のスターリング・ヘイドン、「ジュリアス・シーザー(1953)」のルイス・カルハーン、「人生模様」のマリリン・モンロー、「雨に唄えば」のジーン・ヘイゲン、「戦場(1949)」のジェームズ・ホイットモア、「地球の静止する日」のサム・ジャフェ、「真紅の女」のジョン・マッキンタイア、「腰抜けモロッコ騒動」のマーク・ローレンスら。
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「アスファルト・ジャングル」のストーリー
西北部のある都市。警察のラジオ・カーがホテル強盗を追って走りまわるある夜明けに、刑務所から出所した“ドク”・リーデンシュナイダー(サム・ジャフェ)は、賭博業者のコビー(マーク・ローレンス)を訪れた。宝石泥棒の計画があるから、暗黒街のボスとして鳴る弁護士エメリック(ルイス・カルハーン)に、渡りをつけてくれというのだ。コビーは承諾し、ディックス(スターリング・ヘイドン)という頑固な青年を、ドクに紹介する。ディックスはケンタッキー生まれで、幼い頃に家の牧場を人手に渡し、何とかそれを買い戻す金を得ようと町へ出てきたのだが、落ちる先はヤクザの仲間。今はコビーに借金までして酒場のガス(ジェームズ・ホイットモア)や、その友人ルイス(アンソニー・カルーソ)に厄介をかけている男だった。さてコビーとドクがエメリックを訪れたところ、内幕は火の車のこのボスは、2つ返事で犯行援助を承知した。実はうまく立ちまわってドクらを出し抜き、相棒ブラノム(ブラッド・デクスター)や情婦アンジェラ(マリリン・モンロー)と国外へ逃走するつもりなのである。犯行の夜、ドクの指揮の下、ルイスは手練の技巧を発揮して宝石会社の金庫を破り、ディックスが用心棒に立った。警察の非常網がたちまち張られ、現れた看守のためにルイスは傷を受けたが、3人はまんまと目的を達して宝石をエメリックの家に運び込んだ。しかしドクとエメリックの交渉ははかどらず、業を煮やしたブラノムがピストルを出すと同時に、彼はディックスの銃弾に倒れ、ディックスもまた傷を負う。エメリックは保険会社に宝石の買戻しを折衝すると同時に、ブラノムの死体を川へ捨てに出かけねばならなかった。死体が浮き上り、警察の捜査が始まる。コビーは逮捕され、エメリックもまた情婦アンジェラと共に取り調べを受け、ピストル自殺をとげる。ルイスも死ぬ。今や宿願も挫折したドクはひとりレストランで若い少女のダンスを見ているとき、張り込んでいた警官に連行された。残るディックスは、最後の望みとしてケンタッキーの故郷へ帰ろうと車で駆った。女友達のドール(ジーン・ヘイゲン)は彼の身を案じて、ついて行くといってきかない。途中、彼は出血多量のため医者へかつぎこまれたが、意識が目覚めると人が止めるのも振りきってまた走り出す。やがて街道の傍に緑の牧場が見えると、ディックスは車を捨てて走り込み、ドールの見る前で馬たちにとりかこまれて息を引き取る。
「アスファルト・ジャングル」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1950 |
製作会社 | MGM映画 |
配給 | MGM映画会社 |
レイティング |
「アスファルト・ジャングル」の多彩なBlu-ray/DVD
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 4/18
- リック・モラニス(1953)
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ブラザー・ベア
大自然を舞台に、生命の素晴らしさと尊さを描いた感動のディズニー・アニメーション。ふとしたことからクマに姿を変えられてしまった青年と、母を探す子熊が出会い、様々な困難を力を合わせて乗り越えていく中で、青年と子熊の間にいつしか実の兄弟のような絆が芽生えていく。声の出演はホアキン・フェニックス。 -
フリント・ストーン モダン石器時代
スティーヴン・スピルバーグが主宰するアンブリン・エンターテインメントの10周年記念作で、日米で好評を博したハンナ=バーベラ・プロのTVアニメ『原始家族』を実写で映画化したSFコメディ。太古の地球とそっくりでありながら、自然と文明が不思議に調和した町ベッドロックを舞台に、ごく平凡な会社員一家が巻き起こす騒動を描く。珍奇な日用品や建物の数々はじめ、アニメの世界を忠実に再現した映像が見もの。監督は「ベートーベン」のブライアン・レヴァント。脚本は「ゲッティンク・イーブン」のコンビ、トム・S・パーカーとジム・ジェニウェインと、スティーヴン・E・デ・スーザの共同。製作は「フック」のブルース・コーエン、撮影は「ジュラシック・パーク」のディーン・カンディ。音楽はデイヴィッド・ニューマンがスコアを書き、BC52S'というバンドの役で出演もしているロックグループのB-52S'、アル・ヤンコヴィックらが挿入曲を提供。SFXはILMが担当。主演は「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」のジョン・グッドマン。共演は「ジャイアント・ベビー」のリック・モラニス、「ビッグ」のエリザベス・パーキンス、「トライアル 審判」のカイル・マクラクラン、「クリスタル殺人事件」のエリザベス・テイラーほか。 - トム・ヒューズ(1986)
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ジョーンの秘密
イギリス史上、最も意外なスパイの実話を基に、ジュディ・デンチ主演で映画化。2000年5月、ロシアのKGBに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”が、MI5の手によって暴かれる。しかし、その人物はジョーン・スタンリーという80代の老女であった。共演は「ムーン・ウォーカーズ」のスティーヴン・キャンベル・ムーア、「死霊院 世界で最も呪われた事件」のソフィー・クックソン、「フラワーショウ!」のトム・ヒューズ。監督は、RSCの演出家としても知られる「十二夜」のトレヴァー・ナン。 -
マダムのおかしな晩餐会
パリの上流社会を舞台に繰り広げられるロマンティック・コメディ。裕福なアメリカ人夫婦アンとボブは、セレブな友人たちを招いて豪華ディナーを開催。だがひょんなことから身分を隠したメイドが紛れ込み、何も知らない客の紳士が彼女に一目惚れしてしまい……。出演は「リトル・ミス・サンシャイン」のトニ・コレット、「グランド・ブダペスト・ホテル」のハーヴェイ・カイテル、「ジュリエッタ」のロッシ・デ・パルマ。監督は、フランスの新鋭アマンダ・ステール。脚本をアマンダ・ステールと「クリムゾン・ピーク」のマシュー・ロビンスが務める。
NEW今日命日の映画人 4/18
- 山本五六(1943)
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万能鑑定士Q モナ・リザの瞳
ベストセラーとなった松岡圭祐のミステリー『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズ(角川文庫・刊)のうち、『万能鑑定士Qの事件簿IX』を映画化。膨大な量の知識と論理的思考力、直感を駆使して何にでも確かな鑑定を行う女性が雑誌編集者とともに、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』に隠された謎や真贋に迫る。監督は「修羅雪姫」(2001)や「GANTZ」シリーズなどを手がけた佐藤信介。主人公の女性鑑定士を「リアル~完全なる首長竜の日~」の綾瀬はるかが、雑誌編集者を第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞した松坂桃李が演じる。日本映画として初めてフランスのルーヴル美術館内で本格ロケを敢行した。 - 城戸四郎(1977)
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母の歳月
野田高梧の原作を、第一部を野田高梧自身、第二部を赤穂春雄が脚色、「おかあさんのばか」の水川淳三が監督した女性ドラマ。撮影もコンビの堂脇博。 -
大根と人参
野田高梧と小津安二郎の原案を「黒の超特急」の白坂依志夫がシナリオ化「モンローのような女」の渋谷実が監督した文芸もの。撮影もコンビの長岡博之