最後の手榴弾

さいごのしゅりゅうだん
上映日
1971年6月1日

製作国
アメリカ

ジャンル
戦争

ここが見どころ

残虐な殺戮と非情な戦争行為が繰り返される戦場の中で、味方のイギリス軍を裏切り、共産ゲリラの首領となって戦友を次々と地獄の底に落とした非情なる若き兵士と、数多くの部下を彼に殺され、復讐の鬼となって執念深く追跡する少佐との宿命的な対決を描く。製作は「大泥棒」のジョセフ・シャフテル。監督に「キャサリン大帝」「汚れた7人」を演出した弱冠35歳のゴードン・フレミング。ジョン・シャーロックの原作「グリグスビー少佐の試練」を新人のケネス・ウォーが脚本化、撮影は「ジュリアス・シーザー(1969)」のケン・ヒギンズ、音楽をジョン・ダンクワース、美術は新人のトニー・プラットがそれぞれ担当。出演はハリウッドのアンチ・ヒーロー・スター、「USAブルース」のアレックス・コード、「ナバロンの要塞」のスタンリー・ベイカー、「マジック」のリチャード・アッテンボロー、「007ゴールドフィンガー」のオナー・ブラックマン、ローマ・オリンピックの短距離の金メダリストで黒人のラファー・ジョンソン。他に、アンドリュー・キアー、レイ・ブルックスなど。

「最後の手榴弾」のストーリー

共産ゲリラの猛攻に孤立したハリー・グリグスビー少佐(スタンリー・ベイカー)指揮下の香港北東部にある小基地に、撤退させるべく救援にきた部下トムソン(アレックス・コード)のヘリコプターが到着した。かけよる隊員に突然ヘリから重機銃掃射が始まり、グリグスビーの絶叫も空しく、みるまに小基地は全滅してしまった。金のため寝返ったトムソンの非情な殺戮であった。数週間後、奇跡的に助かったグリグスビーは復讐を心に秘め、胸のわずらいのため、ロンドンの結核療養所にいた。そこへ英国高官アダムスからトムソン率いるゲリラ掃討を命じられ、1万5千ドルの報償金でもう1人の生き残り、マッケンジー軍曹(アンドリュー・ケア)以下4人の戦争屋たちを雇い入れ香港へ向かった。そこに駐屯する香港司令官ホワイトリー将軍(リチャード・アッテンボロー)は、グリグスビー一行を「金で引き受けた戦争屋奴!」と蔑視するが、復讐心に燃えるグリグスビーは、難民たちの集落からゲリラ捜索を始めた。しかし、司令官の妻キャサリン(オナー・ブラックマン)に拒絶され、グリグスビーは黒人戦争屋ジャクソン(ラファー・ジョンソン)と組み、山中へ行動を開始する。谷深く踏み込んだ一行は、トムソンの待ち伏せにあい、ジャクソンは倒れ、グリグスビーは囚われの身となる。が、グリグスビーは執念で脱走を成功させた。復讐に失敗したグリグスビーは街の酒場で荒れ狂った。止めに入った司令部副官クールソン中尉(レイ・ブルックス)を殴打して逮捕されるが、クールソン中尉の計らいで釈放されたところへ、トムソンたちゲリラが武器補給のために移動中であるという知らせが入る。やっとの思いで侵入したゲリラたちの集落で、戻ってくるはずのゲリラを待つが失敗した上、グリグスビーは結核が再発して入院してしまう。そこへ思いがけずキャサリンが訪問。なぜか病に伏すグリグスビーに魅かれるキャサリンは、静養所に移転したグリグスビーを追い、高原で2人の心は溶け合い、激しい愛に2人は落ち込んでいった。グリグスビーの心は、毎日復讐心と愛の中で葛藤するが、遂に復讐心を捨て、キャサリンと2人の生活の中に入っていこうと決心する。残された軍曹たちも皆去っていった。だが、グリグスビーたちの幸せも束の間、残忍なトムソンは、キャサリンをも消そうと計画。夫と離別して、新しい生活を望むキャサリンと、それを承諾する将軍を乗せた車はトムソンによって襲撃され、キャサリンは死亡する。将軍から悲報を聞いたグリグスビーは、狂ったように外へ飛び出し、ひたすらトムスン目指し山岳地帯へ走った。そのグリグスビーめがけてトムソンたちの機銃は火を吹き、グリグスビーはあえなく倒れる。しかし、真っ赤な血に染まって倒れたグリグスビーの死体に勝利の笑みを浮かべて近づいたトムソンの顔が一瞬恐怖にひきつるとともに、グリグスビーの手に握られていた怨みの手榴弾は爆発した。

「最後の手榴弾」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「最後の手榴弾」のスペック

基本情報
ジャンル 戦争
製作国 アメリカ
製作年 1969
公開年月日 1971年6月1日
製作会社 ジョセフ・シャフデル・プロ作品
配給 松竹映配
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 3/7

チャン・ドンゴン(1972)

王宮の夜鬼

「スウィンダラーズ」のヒョンビン×「V.I.P. 修羅の獣たち」のチャン・ドンゴン共演によるアクション史劇。朝鮮時代、謎の疫病が蔓延して生じた夜鬼の群れと戦う王子イ・チョン。一方、国王の側近キム・ジャジュンは夜鬼を利用して国を掌握しようと企んでいた。「リアル」のチョ・ウジン、「アシュラ」のチョン・マンシクが脇を固め、「コンフィデンシャル/共助」のキム・ソンフンがメガホンをとる。

七年の夜

特集『のむコレ2018』にて上映。
長谷川博己(1977)

サムライマラソン

「超高速!参勤交代」の脚本家・土橋章宏による小説『幕末まらそん侍』を豪華スタッフ・キャストで映画化。幕末。迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、十五里の山道を走る大会を開催。そんななか、藩士不在の城に刺客が送り込まれる。出演は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の佐藤健、「恋は雨上がりのように」の小松菜奈、「怒り」の森山未來、「きみの鳥はうたえる」の染谷将太、「来る」の青木崇高、「レオン」の竹中直人、「淵に立つ」の筒井真理子、「止められるか、俺たちを」の門脇麦、「海を駆ける」の阿部純子、「リングサイド・ストーリー」の奈緒、「覚悟はいいかそこの女子。」の中川大志、「ワンダーウーマン」のダニー・ヒューストン、「パンク侍、斬られて候」の豊川悦司、「シン・ゴジラ」の長谷川博己。監督は「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のバーナード・ローズ。企画・プロデュースは「ラストエンペラー」のジェレミー・トーマスと「おくりびと」の中沢敏明。脚本は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の斉藤ひろし、バーナード・ローズ、「喰女 クイメ」の山岸きくみ。音楽を「めぐりあう時間たち」のフィリップ・グラス、衣装デザインを「乱」のワダエミが担当。

半世界

「エルネスト」の阪本順治が、地方都市を舞台に39歳の男3人の友情物語を綴る人間ドラマ。紘は妻子とともに、父から受け継いだ山中の炭焼き窯で製炭をして暮らしている。ある日、中学からの旧友で、自衛隊員として海外派遣されていた瑛介が町に帰ってくる。出演は、「クソ野郎と美しき世界」の稲垣吾郎、「シン・ゴジラ」の長谷川博己、「きらきら眼鏡」の池脇千鶴、「泣き虫しょったんの奇跡」の渋川清彦。

NEW今日命日の映画人 3/7

スタンリー・キューブリック(1999)

恐怖と欲望

「非情の罠」以前に製作されたスタンリー・キューブリックの劇場デビュー作。自主制作映画であり、わずかなキャスト&スタッフ、低予算で製作されたにもかかわらず、公開時は批評家などからは好評だったのだ。しかし、キューブリック本人が本作を「アマチュアの仕事」と、プリントをすべて買占め封印してしまったため、長らく劇場で上映する機会がなかった。2013年5月3日よりオーディトリウム渋谷ほかにて、日本初公開された。

アイズ ワイド シャット

ある夫婦の愛と性をめぐる心の相克を冷徹に映し出したシリアス・ドラマ。監督・製作は「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」などの巨匠スタンリー・キューブリックで、88年の「フルメタル・ジャケット」以来11年ぶりとなる本作完成直後死去し、本作が遺作となった。脚本は19世紀末の文豪アーサー・シュニッツラーの『Tarumnovelle』を原典にキューブリックとフレデリック・ラフェエルが執筆。製作総指揮はキューブリック作品の常連であるジャン・ハーラン。撮影(クレジットはライティング・キャメラマン)はラリー・スミス。音楽は英国で活動するジョスリン・プーク。美術はレスリー・トムキンズとロイ・ウォーカー。編集はナイジェル・ゴルト。衣裳はマリット・アレン。出演は実生活でも夫婦であるトム・クルーズ(「ザ・エージェント」)とニコール・キッドマン(「プラクティカル・マジック」)、監督でもある「夫たち、妻たち」のシドニー・ポラック、「ツイスター」のトッド・フィールド、「日曜日のピュ」のマリー・リチャードソン、「ディープ・インパクト」のリーリー・ソビエスキー、「恋のレディ&レディ?・」のヴィネッサ・ショーほか。、
小川真司(2015)

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宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン

SFアニメーション『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした全26話のシリーズを劇場公開。第六章ではガミラス艦隊との決戦を経て、大マゼラン銀河に辿り着くまでの第19話から第22話を上映する。声の出演は『獣電戦隊キョウリュウジャー』の菅生隆之、『進撃の巨人』の小野大輔、「DRAGON BALL Z 神と神」の山寺宏一。

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