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「折れた矢」のエリオット・アーノルドのベスト・セラーを、彼と「隊長ブーリバ」のウォルド・ソルトが脚本を執筆、「八十日間世界一周」のマイケル・アンダーソンが監督したヒューマニズム博愛ドラマ。撮影は「ペペ」のジョー・マクドナルド、「地上より永遠に」でアカデミー賞を受賞したバーネット・ガフィの共同担当、音楽はフランク・コーデルが担当した。特撮、美術は日本人の手によるもの。出演者は「太陽の帝王」のユル・ブリンナー、ジョージ・チャキリス、「西部開拓史」のリチャード・ウィドマーク、「インターン」のスージー・パーカー、「渇いた太陽」のシャーリー・ナイト、他にダニエル・ゴーベール、滝瑛子、杉山光宏など。
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「あしやからの飛行」のストーリー
台風の東シナ海。海軍の大型水陸両用機が、日本の遭難船救助のため芦屋基地を飛び立った。スティーヴンソン(リチャード・ウィドマーク)指揮の機には、グレッグ(ジョージ・チャキリス)やパラシュート隊のマイク高島(ユル・ブリンナー)が搭乗していた。彼ら3人には、三様の苦い思い出がある。それは戦争という時局の皮肉な運命の翻弄でもあった。救助作業の途中で事故を誘発させたグレッグ、日本軍人に妻を殺されたスティーヴンソン、恋人を目前で自分のダイナマイトで殺してしまった、マイク。遭難者を発見した。1番機は勇敢に着水するが、高いうねりに激突し、火を発して波間に消える。3人は僚機の遭難に暗然とするが、今にも波に呑まれそうな人たちを見逃がすことはできない。マイクはパラシュートで決死のダイビングを試み、無事降下、生存者たちを救命ボートに移しかえることに成功した。だが重傷の女子供のいることを知って、マイクはスティーヴンソンに直ちに強行着水を要請する。スティーヴンソンは憎むべき日本人に対する怒りから、一時はそれを拒否するが、命を賭して着水を決意、辛うじて成功する。そして芦屋基地。無事帰還した隊員たちは、遭難者たちの感謝のまなざしを背後に感じながら、散って行った。だが、人々の喜びをよそに、飛行場の片隅にいつまでも立ちつくす人たちがいた。それは遭難した機の乗組員の家族であった。
「あしやからの飛行」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ 日本 |
製作年 | 1964 |
公開年月日 | 1964年3月28日 |
製作会社 | ハロルド・ヘクト・フィルム=大映共同映画 |
配給 | 大映洋画部 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
「あしやからの飛行」のみんなのレビュー
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