ここが見どころ
TV出身のシェルダン・レイノルズが脚本を書き、自ら監督にあたったアクション篇。撮影はアメリカのハロルド・リップステインと、イタリアのエンツォ・バルボーニ、音楽は「青春の海」のウィリアム・ラヴァ、美術はジョン・ベックマンが担当した。出演は「ニューヨークの大停電」のパトリック・オニール、「グループ」のジョーン・ハケットほか。製作はウィリアム・コンラッド。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「殺しへの委任状」のレビューを書く
「殺しへの委任状」のストーリー
保険調査員リチャード・カッティング(パトリック・オニール)は保険金問題のかげにうごめく犯罪捜査が本業。今回の事件は、原因不明の事故で沈没した2隻の船の真因を探ることであった。船主のバラヤンは、すでに保険金1500万ドルを受け取っている。数日後バラヤンの会社の会計係グリーンがアルプス山中で、あやうく殺されかけた。彼が真相を握っている。カッティングはグリーンを追い、秘かに会見した。それによると、バラヤンは保険金目あてに2隻の船に穴をあけさせ、船客の命を奪ったあげく、秘密が漏れるのを恐れて、今度はグリーンを殺そうとしたのだ、手下のウィルソンを使って。だが数日後、グリーンが殺されてしまった。事故死とみせかけて。そして、グリーンの女秘書で、カッティングに協力を惜しまなかったドミニク(ジョーン・ハケット)も殺されてしまった。こうなっては、バラヤンと対決するしか方法はない。バラヤンの山荘でカッティングはもし保険金を返さなければ、こちらにも考えがあると開き直った。中近東の某国が、その国にあるバラヤンの石油権利のすべてを没収するというニュースを世界中にばらまくというのだ。こうなれば、バラヤンの株は暴落だ。そして画策しているのはウィルソンだと。ここまできてバラヤンも血迷った。ウィルソンの陰謀を信じないわけにはいかない--カッティングの作戦勝ちである。バラヤンはウィルソンを殺した。バラヤンは言う。船を沈めたのも、グリーンを殺したのも、すべてウィルソンだと。だが、こんなウソを見破れないカッティングではない。国際的な保険調査員の頭脳の勝利であろうか。
「殺しへの委任状」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1966 |
公開年月日 | 1969年5月8日 |
製作会社 | ワーナー |
配給 | ワーナー |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
「殺しへの委任状」のみんなのレビュー
「殺しへの委任状」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/8
- 渡部豪太(1986)
-
コスメティックウォーズ
化粧品業界の裏側に切り込んだヒューマンドラマ。老舗化粧品会社のロングセラー商品の機密情報を盗み出すため、産業スパイとして潜入した三沢茜。だが化粧品を作る社員たちと触れ合っていくなか、その熱い想いに触れ、茜は次第に自分の行為に疑問を感じ始める。出演は「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の大政絢、「夏休みの地図」の奥菜恵、「海南1890」の渡部豪太、「東京PRウーマン」の井上正大、「校庭に東風(こち)吹いて」の柊子、「GONIN サーガ」の松本若菜、「The Room」の尚玄、「天空の蜂」の森岡豊、「映画 深夜食堂」の高岡早紀。監督は「東京PRウーマン」の鈴木浩介。音楽を「十三人の刺客」「貞子vs伽椰子」の遠藤浩二が担当する。 -
海難1890
1890年に和歌山県で起きたオスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号の海難事故、そして1985年イラン・イラク戦争時にテヘランに残された日本人の救出にトルコが尽力した史実に基づき、日本・トルコ両国の絆や危険を押してでも助けようとする人々を描いた人間ドラマ。エルトゥールル号編とテヘラン救出編の二部で構成される。監督は「利休にたずねよ」が第37回モントリオール世界映画祭最優秀藝術貢献賞に輝いた田中光敏。海難事故に遭遇した医師を「臨場・劇場版」の内野聖陽が演じ、「マイ・バック・ページ」の忽那汐里やトルコ人俳優ケナン・エジェが二役で出演。外務省の後援や、トルコ政府全面協力を受け制作された。 - 鮎川いずみ(1951)
-
必殺!III 裏か表か
闇の金融集団と闘う仕事人たちの姿を描く“必殺!”シリーズ第三弾。脚本は「必殺!」の野上龍雄、保利吉紀、中村勝行の共同執筆。監督は「逃がれの街」の工藤栄一。撮影は「必殺! ブラウン館の怪物たち」の石原興がそれぞれ担当。 -
必殺! ブラウン館の怪物たち
徳川家康が建てたという黒谷屋敷の謎をかぎつけた倒幕派と外国人グループと戦う仕事人たちを描く。昨年公開された「必殺!」の第二弾。脚本は「哀しい気分でジョーク」の吉田剛、監督は「港町紳士録」の広瀬襄、撮影は「必殺!」の石原興がそれぞれ担当。
NEW今日命日の映画人 3/8
-
該当する人物がいません