ここが見どころ
「偉大なる米国映画」とニュース誌は評している。グリフィス氏の繊細な手腕を見るに良い作品である。主役はグリフィス映画で度々紹介されるリリアン・ギッシュ嬢とロバート・ハーロン氏の共演で、その他ジョージ・フォーセット氏やバートラム・グラスビー氏、ケート・ブルー嬢等も顔を見せる。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「幸福の谷」のレビューを書く
「幸福の谷」のストーリー
ケンタッキーの山の中の幸福谷と呼ばれた静かな谷間。ジョン・ローガンと、ジェニー・ティムバーレークは恋仲であった。ジョンはニューヨークへ出て成功せんと夢みていたが、彼の父も、恋人も力をつくして彼を引き留め、彼の母も神の教えを説いて我家に呉れよと勧めるのであったが、血気にはやる彼は成功せずんば再び帰らずという意気込みで都へ走った。7年の歳月を都で発明に苦心したジョンは苦しみもがいた末泳ぐ蛙を完成することができた。しかしこの時田舎の父は窮地に沈み、家を失おうとする破目に陷り、金の才覚をするため隣村へ来たが金はできなかった。この時都の風俗をした若い男が多くの金を持っているのを見て、悪心の誘惑に打ち克つことができず、ちょうど我室に泊った彼を襲った。しかし妻の言葉でそれが現在の息子であることを知った時、彼はどんなに驚いたことか。然し死んだはずのジョンは、殺された男は村の銀行に盗棒に入った男であるということ、そして、その男が彼の身代わりになった事情を物語った。心から彼の帰りを喜んだのは7年間待っていたジェニーであった。
「幸福の谷」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1919 |
製作会社 | アートクラフト映画 |
配給 | 松竹 |
レイティング |
「幸福の谷」のみんなのレビュー
「幸福の谷」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/3
- ジェシカ・ビール(1982)
-
世界にひとつのロマンティック
突然の事故で脳に釘が入ってしまったアリスは温厚な性格が一変し、衝動的な性格に。出逢ったばかりの政治家とセックスしてしまうが、政治家と奇病女子の恋愛は問題ばかりで…。カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019参加作品。 -
記者たち 衝撃と畏怖の真実
「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が製作・監督・出演を兼任した社会派ドラマ。2002年、イラク戦争の大義名分である“大量破壊兵器”の存在に疑問を持った4人のジャーナリストが、愛国心高まる世間の潮流のなか、真実を追い続ける実話を映画化。出演は「スリー・ビルボード」のウディ・ハレルソン、「かけがえのない人」のジェームズ・マースデン、「トータル・リコール」のジェシカ・ビール、「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」のトミー・リー・ジョーンズ。
NEW今日命日の映画人 3/3
- 安井昌二(2014)
-
小梅姐さん
「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。 -
楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女
人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK 劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。