警官ギャング

けいかんぎゃんぐ
上映日
1974年6月15日

製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

職務を利用して1億ドルの現金強奪を計る警官が主人公のギャング映画。製作はエリオット・カストナー、監督はアラム・アヴァキアン、脚本はドナルド・E・ウェストレイク、撮影はデイヴィッド・L・クエイド、音楽はミシェル・ルグランが各々担当。出演はクリフ・ゴーマン、ジョセフ・ボローニャ、ディック・ワード、シェパード・ストラドウィック、エレン・ホリー、ジョン・ライアン、ニーノ・ラッゲリーなど。

「警官ギャング」のストーリー

酔っ払いや浮浪者がうろつくニューヨークの陰気な街路。1人の警官がぶらぶら歩いている。彼は1軒の酒屋に入ると、震え上がっている店員から静かに有金を巻き上げ、酔っ払いたちの朦朧とした視線を後にゆっくりと歩み去る--。こんな強盗行為はジョー(ジョセフ・ボローニャ)にとっては初めてのことだった。数日後、隣に住む親友で同僚でもあるトム(クリフ・ゴーマン)と勤務に向かっていたとき、ジョーは自分の行為を打ち明けた。驚いたことに、トムはそれを聞いて愉快がり、興奮した。日がたつにつれて、危険でケチくさい警官の仕事からの脱出を求める気持ちが容赦なく2人をかりたてていった。ある日、ポール(ディック・ワード)と勤務に当たっていたジョーは、ニューヨークのスラムで夫を刺し自分もけがをして血を流している女を逮捕して、制服を血で汚され、おまけにマンホールに落ちた男を助け出そうと苦闘しているときに、裕福そうな身なりの男から警察の無能について横柄な態度で文句をいわれた。一方トムは裸に近い格好で銃をふりまわす酔っ払い男を追いつめるべく奮闘する破目に陥っていた。大きな強盗をやろうという考えは、以前にもましてトムとジョーを捉え始めた。品物をさばくマフィアの幹部パッシィ・オニール(ジョン・ライアン)も見つかった。ある夜、トムはパッシィの豪邸を訪れ、目的物を有価証券に決めた。計画も煮つまり、トムとジョーはウォール・ストリートのある事務所を目標に定め、実行の日を宇宙飛行士のパレードの日と決めた。細かい事情まで調べつくした2人は当日、警官として建物に入り、重役のイーストポール(シェパード・ストラドウィック)の部屋に踏み込むと、秘書(エレン・ホリー)に命じて防犯テレビの機能をマヒさせ、まんまと1億ドル相当の証券を盗み出した。ウォール・ストリート街始まって以来の大胆な強盗だった。2人がこの日を選んだ理由はやがて明らかになる。彼らは大あわてで、貴重な、だが足のつきやすい証券を細かく破き、窓から投げ捨てて、パレードする飛行士たちに浴びせられるテープの中にまぎれ込ませてしまったのである。こうして2人は証拠隠滅という難しい問題を片づけたのだが、このことはもちろん、マフィアを裏切る危険なゲームへ2人を追いやるものだった。だが恐ろしくなった2人は、証券を現金を交換する場所を決めるパッシィに電話するのをぐずぐずと遅らせた。しかし、彼らは知らなかったがパッシィの方もちょっとしたトラブルがあって、2人に支払う現金が手許になかったのである。彼はマフィアの強力なボス、バンデル(ニーノ・ラッゲリー)を訪問し、200万ドルを少しの間、貸してくれるように頼んだ。パッシィもまた裏切りを計画していたのである。彼はその現金をトムとジョーに渡し、その直後に子分に取り戻させる予定だった。裏切りと裏切りが対決する舞台はセントラル・パークに決められた。トムとジョーの2人組と、彼らを信じて疑わないパッシィの子分の1人との間でピクニック・バスケットが交換された。1つは新聞紙に詰まったバスケット、もう1つは200万ドルの入ったバスケットである。一足先に逃げようとしたトムとジョーは、セントラル・パークのあらゆる出口にパッシィ一味の銃口が待ち構えていることに気がついた。無鉄砲な追跡レースは、1台の車が塀をぶち抜いて警察の駐車場に飛び込み、終わった。遂に2人は、マフィアを出し抜くという信じられない離れ技をやってのけたのである。数日後市の共同墓地でしめやかに葬儀が行なわれていた。牧師の悲痛な祈祷の声が流れる中で、今は亡きパッシィの棺の上に花束を投げる悲しげなバンデルの眼から、ひとしずくの涙が流れ落ちた。

「警官ギャング」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「警官ギャング」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1973
公開年月日 1974年6月15日
製作会社 エリオット・カストナー・プロ作品
配給 ユナイト映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 5/8

ブライアン・タイラー(1972)

ランボー ラスト・ブラッド

シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」シリーズ最終章。元グリーンベレーのランボーは、古郷アリゾナで、古くからの友人マリアとその孫娘ガブリエラと平穏に暮らしていた。ところがガブリエラが人身売買カルテルに拉致され、ランボーは救出に向かう。出演は、「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」のパス・ヴェガ、「サンダー・ソード 聖杯と暗黒魔王の騎士団」のセルヒオ・ペリス・メンチェータ、「バベル」のアドリアナ・バラーサ、ドラマ『フォスター家の事情』のイヴェット・モンレアル、「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のオスカル・ハエナダ。監督は、「キック・オーバー」のエイドリアン・グランバーグ。

エスケープ・ルーム(2019)

「ワイルド・スピード」シリーズのプロデューサー、ニール・H・モリッツが手掛けたシチュエーションスリラー。あるオフィスビルに集められた賞金1万ドルを賭けた体験型脱出ゲームの参加者6人が、様々なトラップが仕掛けられた死のゲームに挑んでいく。出演は『ロスト・イン・スペース』のテイラー・ラッセル、「僕のワンダフル・ライフ」のローガン・ミラー。監督は「インシディアス 最後の鍵」のアダム・ロデヒル。
スティーヴン・アメル(1981)

ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影 シャドウズ

忍術を使うカメが活躍するアメコミ原作の人気シリーズを、「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ製作により映画化。宿敵シュレッダーが脱獄し、再びニューヨークを恐怖に陥れようとする。タートルズはエイプリルや新しい仲間のケイシーらと共に立ち向かう。監督は、「EARTH TO ECHO アース・トゥ・エコー」のデイヴ・グリーン。出演は、「トランスフォーマー」シリーズのミーガン・フォックス、「ミュータント・タートルズ」のウィル・アーネット、「私が愛した大統領」のローラ・リニー、ドラマ『ARROW/アロー』のスティーヴン・アメル、「ゴーン・ガール」のタイラー・ペリー、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のブライアン・ティー。

あの日の指輪を待つきみへ

戦争によって失われた愛が1つの指輪と共に甦る、2つの時代と2つの大陸を結ぶ壮大なラブ・ストーリー。監督は、「ガンジー」のリチャード・アッテンボロー。出演は、「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーン、TVシリーズ『The OC』のミーシャ・バートン、「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマー。

NEW今日命日の映画人 5/8

ブライアン・フォーブス(2013)

チャーリー(1992)

サイレント映画の時代から赤狩りでハリウッドを追われるまで世界の喜劇王として活躍したチャールズ・チャップリンの半生を描く伝記ドラマ。監督・製作は「遠い夜明け」のリチャード・アッテンボローで、彼の「ガンジー」を10回以上観たというチャップリンの未亡人ウーナの許諾を得て実現した企画である。共同製作は「氷の微笑」のマリオ・カサール。アッテンボローの製作会社に所属するダイアナ・ホーキンスの原案で、チャップリン自身の手による「チャップリン自伝」(新潮社・刊)と、この作品の歴史顧問も務めるデイヴィッド・ロビンソンの、徹底した調査に基づいて全生涯を再現したドキュメント「チャールズ・チャップリン」(文藝春秋・刊)を原作に、小説家でもあるウィリアム・ボイドと、ブランアン・フォーブス、「ミザリー」のウィリアム・ゴールドマンが共同で脚本を執筆した。撮影は「存在の耐えられない軽さ」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジョン・バリーが担当。主演は「エア・アメリカ」のロバート・ダウニー・ジュニア。チャップリンの娘で、「モダーンズ」のジェラルディン・チャップリンが自身の祖母にあたるハンナを演じている。他に「スニーカーズ」のダン・エイクロイド、「冬の恋人たち」のモイラー・ケリー、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のケヴィン・クライン、「ストリート・オブ・ファイヤー」のダイアン・レインらが共演している。

サンデー・ラバーズ

ロンドン、パリ、ローマ、ロスの世界の4都市を舞台に恋にハリキる中年男性の姿をそれぞれの独立したストーリーで描いたオムニバス映画。製作はレオ・L・フックス、監督は一話(ロンドン)がブライアン・フォーブス、二話(パリ)がエドゥアール・モリナロ、三話(ロス)がジーン・ワイルダー、四話(ローマ)はディーノ・リージが担当。脚本はフランシス・ヴェベール、アージェ・スカルペッリ、レスリー・ブリカッセ、ジーン・ワイルダー、撮影はクロード・アゴスティーニ、トニーノ・デリ・コリ、ジェリー・ハーシュフェルド、クロード・ルコント、音楽はマヌエル・デ・シーカが担当。出演はロジャー・ムーア、リノ・ヴァンチュラ、ジーン・ワイルダー、ウーゴ・トニャッティなど。英語版。