黒い牡牛

くろいおうし
上映日
1956年11月23日

製作国
アメリカ

上映時間
100分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

メキシコ農村の一少年がひたむきに育て上げつつも闘牛場へ連れ去られた子牛を、純真な愛の力で取り戻すまでを描いた心温まる物語。製作はモーリスとフランクのキング兄弟。ロバート・リッチ名義で執筆したダルトン・トランボの原案脚本をハイリ・フランクリンとメリル・G・ホワイトが共同で改稿し、「女性よ永遠に」のアーヴィング・ラパーが監督する。撮影は「赤い靴」の名手ジャック・カーディフ、音楽は「誇りと冒涜」のヴィクター・ヤング。出演者は、英国映画「分れた心」に出演し注目を浴びたマイケル・レイ少年を中心に、闘牛士のフェルミン・リヴェラ、ジョイ・ランシングを除いてはメキシコ俳優で固めている。

「黒い牡牛」のストーリー

貧しい農家に育ったレオナルド少年(マイケル・レイ)は母の葬式がすんだ晩、落雷で倒れた大木の下敷きで死んだ母牛の傍に生まれたばかりの黒い子牛をみつけ、家に連れ戻る。父親から、育ててもよいとの許可。闘牛用の猛牛の子にも拘らず“イタノ”と名付けられた子牛は少年によくなついた。だが、やがて姉マリアに父親からイタノは雇主である牧場主ドン・アレファンドロの所有だから烙印を押さねばならぬと聞かされ可哀相でならず学校の先生に頼んで牧場主に手紙を書いてもらう。イタノは遂に烙印を押されたが、牧場主は子牛を少年に任せると約束した。2歳を迎えたイタノは逞しく育ち、闘牛用猛牛のテストにも勇猛ぶりを見せた。だが、少年が2番の成績で学校を卒業した日、牧場主は事故で惨死。イタノは競買のうえ、メキシコ市の闘牛場へ送られることになる。その夜、少年はイタノを連出し、あてもなく山中に逃げ込んだ。木陰で眠る少年めがけて襲いかかった大山猫を、イタノはその鋭い角で突き伏せて小さな主人を守った。翌朝、探しにきた父親にこんこんとサトされた少年は、しかし何とかしてイタノを救おうと家出し、イタノを乗せたトラックに同乗してメキシコ市に向かう。彼らはかねて先生に聞いていた通り、大統領に自分の願いを告げようと市内を駈けめぐり、ようやく大統領官邸に辿りついた。衛兵の隙みて門内に入った少年の涙ながらの言葉に感動した大統領は、闘牛場経営者宛にイタノ返還を依頼した手紙を認めたうえ、専用サイドカーで闘牛場に送ってくれた。だが、少年が着いたとき、イタノとメキシコ一の名闘牛士フェルミン・リヴェラの勝負が始まっていた。悲しみに沈む少年をよそに、イタノは堂々たる風格でリヴェラに立ち向かい、2度までも刃をかわした。秘術を尽くして闘う両者。イタノの勇敢さに心うたれたとき、インダルト<釈放せよ>の叫びが場内に轟いた。競技立会人は白いハンカチを振って“インダルト”を宣した。だが場内に頑張るイタノの前に、突然柵を越えて少年が走り寄る。一瞬愕然とした観客も、頬を寄せ合う少年と猛牛の姿に改めて万雷の拍手を送った。感動が渦巻く中に、少年はイタノを伴って去っていった。

「黒い牡牛」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「黒い牡牛」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1956
公開年月日 1956年11月23日
上映時間 100分
製作会社 ラザース・プロ映画
配給 RKOラジオ
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

「黒い牡牛」のみんなのレビュー

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 3/9

木梨憲武(1962)

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer

ライダーたちが時空を超えて戦いを繰り広げる特撮TV『仮面ライダージオウ』の劇場版。50年後に自分が世界を支配する魔王オーマジオウとなることを知った常磐ソウゴ。ついにその時がきたが、歴史の管理者クォーツァーが現れ、王誕生に隠された陰謀が明らかになる。奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐らレギュラー陣に加え、ダンス&ボーカルグループのDA PUMP、「旅猫リポート」の前野朋哉、「覚悟はいいかそこの女子。」の若林時英らがゲストキャストとして参加。同時上映は「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!」。

いぬやしき

「GANTZ」の佐藤信介監督が、同作の原作者・奥浩哉の漫画を木梨憲武×佐藤健主演で実写化。謎の事故に巻き込まれ、超人的な能力を得た初老のサラリーマン犬屋敷壱郎と高校生・獅子神皓。犬屋敷は人を助けることに奔走する一方、獅子神は悪事に手を染めていき……。共演は「鋼の錬金術師」の本郷奏多、「リバーズ・エッジ」の二階堂ふみ、「グッモーエビアン!」の三吉彩花、「もういちど」の福崎那由他、「愚行録」の濱田マリ、「三度目の殺人」の斉藤由貴、「新宿スワン」シリーズの伊勢谷友介。脚本を「映画 ビリギャル」の橋本裕志、音楽を「チア・ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」のやまだ豊が務める。
千葉雄大(1989)

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼

恋人がスマートフォンを落としたのを契機に過去を暴かれ命を狙われるミステリー「スマホを落としただけなのに」の続編。連続殺人事件から数ヶ月後、同じ現場から次々と若い女性の遺体が見つかり、刑事の加賀谷は先の事件で逮捕した浦野に捜査協力を依頼する。前作に引き続き「リング」の中田秀夫がメガホンを取り、刑事・加賀谷役の千葉雄大、連続殺人鬼・浦野役の成田凌が続投。謎の男から狙われる加賀谷の恋人・美乃里を乃木坂46の白石麻衣が演じる。

決算!忠臣蔵

大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』を映画化。元禄14年、お家再興の望みを絶たれた赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助は、吉良邸討ち入りを計画。だが、その予算には上限があり……。出演は「泣くな赤鬼」の堤真一、「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」の岡村隆史。監督は「忍びの国」の中村義洋。

NEW今日命日の映画人 3/9

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