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ウィルス性脳炎のために片足が不自由な娘スーザンの愛と青春の日々を描く。製作はレオ・L・フックス、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェリー・ズートマン。監督は「MrレディMrマダム」のエドアール・モリナロ。撮影はクロード・ルコント、音楽はウラジミール・コスマが担当。出演はクリスティ・マクニコル、マイケル・オントキーンなど。日本版字幕は菊地浩司。メトロカラー、ビスタサイズ。1984年作品。
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「白いロマンス」のストーリー
スーザン・バレンジャー(クリスティ・マクニコル)は、バレエ劇場のフルート奏者。明るく誰からも愛される彼女だが、9歳の時にかかったウィルス性脳炎が原因で右足が不自由だった。そんな彼女が心を開いて話せるのは、バレリーナのりサ(カーキ・ハンター)だけだ。スーザンには、ストック・ブローカーをやっているフランク(ティモシー・デイリー)という婚約者がいたが、彼の愛情には、素直に受け入れられない何かがあった。魅力的なスーザンには、多くの男性が近づいてきた。サム(ロバート・キャラダイン)もその1人。そんなある日、父親の知人であるプロデューサーの計らいで、スーザンのためにヨーロッパ・ソロ・リサイタルが企画される。乗り気ではなかったが、自分の愛を見つめ直すいいチャンスだと思ったスーザンはヨーロッパ行きを決意した。リサイタルを終えた彼女は、スキー・ツアーのポスターを見て、メジェーブに向かった。不自由な足を骨折の偽装でごまかし、解放感にひたった。ホテルに着いた早々、ちょっとしたトラブルに巻き込まれ、ニコル(キャスリン・サルヴィアート)というフランス娘と知り会った。その夜のパーティで、スーザンは、魅力的な実業家フランソワ(アンドレ・デュソリエ)と知り合った。彼は何と片足が不自由だった。彼の紹介でさらにスティーヴ(パトリック・キャシディ)というアメリカのスキー・チームの選手と意気投合したスーザンは、彼とダンスを踊った。そんな彼女を被写体としてカメラのシャッターを切る青年がいた。フリー・カメラマンのピーター(マイケル・オントキーン)だ。彼には、ボビー(アレキサンドラ・ボール)というモデルが同行していたが、ピーターは、スーザンに惹かれた。一方、ニコルは、フランソワをひそかに思っていた。グランプリ大会が催され、スーザンへの想いで悩んでいたスティーヴが大敗する。足が不自由でもごまかすことなくスキーを楽しんでいるフランソワを見て、自分をごまかしているスーザンは心をいためた。ピーターには本当のことを話そうと思うが、決心がつかない。そんなころ、フランソワへの思いがやぶれてニコルは町を去る。フランソワも仕事で去っていった。ピーターへの愛を自覚したスーザンは、告白しようと決心するが、遂に決心がつかず、自分にはフィアンセがいていずれ結婚するだろうとウソをついた。悲しむピーター。傷心のままパリ行きの列車にのるスーザン。その窓ごしにピーターの姿を見つけた彼女は、ピーターの後を追うが、見失ってしまう。一方、ピーターは、偽ギブスを外した足を不自由に動かして歩いているスーザンを見て思わず立ち上がる。列車の去ったホームには、抱き合う2人の姿があった。
「白いロマンス」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1984 |
公開年月日 | 1985年3月9日 |
製作会社 | レオ・フークス・プロ作品 |
配給 | MGM映画=CIC |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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