ここが見どころ
「王様万歳」の原作者なるメアリー・ロバーツ・ラインハート女史原作に成る小説「ケイ」“K”をレイモンド・L・シュロック氏、ホープ・ロアリング女史、ウィリアム・ライトン史の3人で脚色し、「拳闘王」「無鉄砲時代」等と同じくハリー・ポラード氏が監督した。主役は「信号塔」「女性の輝き」等出演のヴァージニア・ヴァリ嬢、「冬来たりなば」「消え行く燈明」等出演のパーシー・マーモント氏、それにアメリカン映画時代懐かしきボラード氏夫人なるマーガリータ・フィッシャー嬢である。この原作はかつてミルドレッド・ハリス嬢を主役として初期ジウエル映画として製作され「医師と女」として我が国に紹介された事があるから、古いユ社のファンにはご存じの筈である。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「疑問のK」のレビューを書く
「疑問のK」のストーリー
漂泊の人ケイはページ家の食客となったが彼の前身は少しも判らぬが卑しからぬその風采に人々から愛されていた。彼はその家の娘シドニーに深い恋心を抱いていたが、それとは口に言い出し得ない。シドニーは看護婦として勤めている病院のマックス・ウィルスン博士に恋している。博士は技術は優れた人であるが、不品行な男で、看護婦のカーロッタを愛する傍シドニーの乙女心を弄んでいるのだった。シドニーに恋していたジョーは博士の不身持を憤って博士を狙撃した。その傷は「エドワード式手術」に依らねば助かる見込みはないが、手術を行い得るものは当の博士と、発明者たるエドワード博士の2人より無いのである。エドワード博士は理論上正しいこの手術が常に失敗するので責任を尾感じて姿を隠していたが、この時現れて手術を施しウィルスン博士の命を助ける。エドワード博士は誰であろう。シドニーを恋していた疑問のケイその人であった。シドニーは雄々しい彼の腕に抱かれる身とはなる。
「疑問のK」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1924 |
製作会社 | ユ社ジウエル映画 |
配給 | ユニバーサル |
レイティング |
「疑問のK」のみんなのレビュー
「疑問のK」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/2
- ダニエル・クレイグ(1968)
-
ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のライアン・ジョンソンのもと豪華キャストが集結したミステリー。富豪作家のハーランが誕生会の翌日、遺体となって発見された。屋敷にいた全員に容疑がかかる中、匿名の人物から依頼を受けた名探偵ブノワは真相を探る。謎に迫る探偵ブノワ・ブランを「007」シリーズのダニエル・クレイグが、一族の問題児ランサム・ドライズデールを「キャプテン・アメリカ」シリーズのクリス・エヴァンスが演じるなど、オールスターキャストで事件の謎を描いていく。第77回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門作品賞・主演男優賞(ダニエル・クレイグ)・主演女優賞(アナ・デ・アルマス)ノミネート。 -
マイ・サンシャイン
ロサンゼルス暴動に巻き込まれた家族を描くドラマ。1992年、LAサウスセントラル。家族と暮らせない子どもたちを育てているミリーと、彼女たちを見守る隣人オビー。ある日、黒人が犠牲になった事件に対し不当な判決が出たことから、LAで暴動が始まる。監督は、「裸足の季節」のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。出演は、「チョコレート」のハル・ベリー、「007」シリーズのダニエル・クレイグ。
NEW今日命日の映画人 3/2
- セルジュ・ゲンズブール(1991)
-
ノーコメント by ゲンスブール
音楽家、映画監督など多彩な顔を持つセルジュ・ゲンスブールが、自身の内面を語った録音テープを元に構成したドキュメンタリー。監督は、旧ソ連のトランペッター、エディ・ロズナーのドキュメンタリー「The Jazzman from the Gulag」でエミー賞を受賞したピエール・アンリ・サルファティ。 -
モード・イン・フランス
「ミスター・フリーダム」「ポリー・マグー お前はだれだ?」など、キッチュなアート系映画を作ったことでも知られる写真家ウィリアム・クライン。ヴォーグ誌のグラフィック・デザイナーとして活躍したクラインが80年代に製作した唯一の長編映画。