ここが見どころ
「第七天国(1927)」「明け行く魂」出演のジャネット・ゲイナー嬢がスター昇進第1回主演映画で、原作をグラディス・アンガー女史の戯曲に得ている。この戯曲はすべてジョン・ゴルヅン氏によって上演させられ好評を博したものであるが、それに基いて「恋は異なもの」等を監督したアルフレッド・E・グリーン氏が、シートン・I・ミラー氏脚色の物から監督している。相手役は「南京豆小僧」のグレン・トライオン氏で、その他「第七天国(1927)」出演のベン・バード氏とマリー・モスキニ嬢、及びアリス・ミルス嬢、ウィリアム・トゥーカー氏などが助演している。
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「生娘二人入用」のストーリー
マリアナは腕を折った姉と共にニューヨークのイースト・サイドに住んでいて、毎日生活の道を探していた。が、とても働き口が見つかりそうでもないので、今度は古着屋で男の子の服を求めて、男装して職を探しに出た。が、挙動怪しと警官に白眼まれたので彼女は折から来かかるトラックに跳び乗って逃げた。が、怱ち彼女はそのトラックから抛り出された。それが丁度ボン・トンという店の前で、男装の彼女は直ぐ悪戯子と喧嘩を始めた。その騒動最中彼女はデクスターという若い紳士と知り合いになった。彼女はデクスターの力添えで、先ずボン・トンの店へ、次でフィリップ氏のステノグラファーの役を与えられた。ところが、ここに事件は紛糾して来たのである。というのは、第1のステノグラファーたるティモニーは内々フィリップを思っている。それからデクスターの友人のムーディがフィリップの商売仇となっていて、フィリップはそれを価格以下で買い取ろうと狙っている。またそれに関してフィリップは甥のジャックと口論する。その内にムーディの姪で、デクスターとは名ばかりの婚約をしているエドナが歐洲から不意に帰ってくる。が、エドナは内々ジャックと恋し合っている。そんな事情を知らないマリアナは一図にデクスターに欺むかれたのだと思い込んで、職を退き、家へ帰ってしまう。そして姉と一緒に家を畳んで都会を去った。すると「娘二人入用」という広告が出ている。で2人はそれに応募した。ところが是れがフィリップの別荘であった。間もなくデクスターやムーディが商件でここにやって来る。エドナもジャックも、それからティモニーもやってきた。そしてここで、またゴタゴタがあったが、すべては芽出度く終りを告げるのである。すなわち、ムーディからフィリップへの商売の譲渡、その会社の支配人にデクスターの昇進、エドナとジャックとの恋の成立。併せて、マリアナとデクスターとの恋の成立。
「生娘二人入用」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1927 |
製作会社 | フォックス映画 |
配給 | フォックス支社 |
レイティング |
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