ここが見どころ
「妾は天使じゃない」「鷲と鷹(1933)」のケーリー・グラントが「田畑を荒らす者」「恩讐」のジェネヴィーヴ・トビン、「コングの復讐」「わたしのすべてを」のヘレン・マック、「生活の設計」「恋の手ほどき(1933)」のエドワード・エヴァレット・ホートンと共演する映画で、ステフェン・ベケフィ作の戯曲をジェーン・ヒントンが改作し、「お化け大統領」のハーラン・トンプソンが「ラジオは笑う」の小ジョージ・メリオンと共同して脚色し、トンプソン自ら監督に当たった。助演はルシアン・リトルフィールド、モナ・マリス、トビー・ウィング、1934年度ワンパス・ベビー・スターズで、撮影は「三角の月」「ジェニイの一生」のレオン・シャムロウの担当。
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「接吻とお化粧」のストーリー
パリは青春と美と愛の聖地である。モーリス・ラマーは『美の殿堂』という美容病院を経営して、集まってくる婦人たちを外科手術によって美しくすることに日夜働いていた。モーリスの秘書アニーは、彼が女たちと親しくしすぎるのが不服であった。彼女は密かにモーリスを愛していたのだったが、モーリスはアニーを振り向いてもくれず、イーヴという女に夢中だった。イーヴというのは、モーリスが外科手術で美人にした女の一人で、彼女はモーリスに恋してしまい、モーリスもイーヴの余りに見事な出来ばえに見惚れた程だったが、イーヴの夫キャロン氏は、女房という者がかくの如き美人である事の不満をかこって離婚してしまった。そこで、モーリスとイーヴは結婚した。二人は新婚旅行をかね、英国美容会議に出席するために、秘書のアニーを連れてリヴィエラひ来たが、そこにはイーヴの前夫キャロン氏も来ていて、モーリスの秘書アニーと知り合いになった。アニーはモーリスの結婚を心よからず思っていたので、悔し紛れに、キャロン氏と馴染んで行った。新婚旅行であるにも係わらず、モーリスは腐った。というのは、美しい妻イーヴは、彼が教えた美容術に余念がなく、新婚の楽しさをモーリスに与えてくれなかった。キャロン氏が言ったごとくに美しい妻を持つことが余り幸福でない事を発見してモーリスは一人でパリに帰って来た。帰って見るとアニーがいなくなった為に病院では、全てがめちゃめちゃになっていた。モーリスは 自分の仕事に愛想を付かして親友マックスの研究を補助する事に決心した。そこへアニーも旅から帰ってきて、辞職したいとモーリスに告げた。というのは、アニーがキャロン氏と結婚するためで、それを聞くと、モーリスは急に今まで気がつかなかった彼女に対する彼自身の愛を自覚し、愛を打ち明けたが、アニーは聞かずにキャロン氏と教会へタクシーを走らせた。モーリスは夢中でその後を追跡した。2台のタクシーが衝突して転覆した際キャロン氏が禿げ頭であることが暴露し、アニーは驚いた。そしてアニーもモーリスの熱情に動かされ、2人は接吻して仲直りをしたのであった。
「接吻とお化粧」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1934 |
製作会社 | パラマウント映画 |
配給 | パラマウント支社輸入 |
レイティング |
「接吻とお化粧」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。