去年の夏突然に

きょねんのなつとつぜんに
上映日
1960年3月15日

製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
+ 評価する

ここが見どころ

テネシー・ウィリアムズによる特異な題材の戯曲の映画化。「静かなるアメリカ人」のジョセフ・L・L・マンキウーィッツが、監督し、原作者自身とゴア・ヴィダルが共同で脚色し、「戦場にかける橋」のジャック・ヒルドヤードが撮影した。音楽も同じく「戦場にかける橋」のマルコム・アーノルドが、ボクストン・オウと共に担当。出演は「愛情の花咲く樹」以来の顔合せ、エリザベス・テイラーとモンゴメリー・クリフトに、「雨を降らす男」のキャサリン・ヘップバーンのほか、マーセデス・マッケンブリッジ、アルバート・デッカー、ゲイリー・レイモンド、パトリシア・マーモントら。製作はサム・スピーゲル。

みんなのレビュー

「去年の夏突然に」のストーリー

アメリカ南部ニューオルリンズ。ライオン・ビュー州立病院の若い外科医クックロウィッツ博士(モンゴメリー・クリフト)は、画期的な脳手術に成功した。市の金持ちの未亡人ビネブル夫人(キャサリン・ヘップバーン)の風変りな邸に招かれ手術を依頼された。病院を寄贈するのが条件だった。被手術者は聖メリー病院に入院中の姪キャザリン(エリザベル・テイラー)だ。夫人は去年の夏、突然に息子のセバスチャンがスペインで死んだことを息子の庭とされる創生期を模した庭園で話した。その時、キャザリンは、彼と一緒に旅行していたのだ。夫人の話ではセバスチャンは天成の詩人だった。毎年、夏、夫人と旅行し、1年1作の”夏の詩”を書く。ある年、ガラパゴス群島に旅し、”肉食鳥”を見た。砂浜1面を海へ向う海亀の子を、舞い下りた無数の海鳥がむさぼり食う光景である。それを彼は”神”と感じたという。――博士はキャザリンの病名のアイマイさを怪しみ、彼女に会ってみた。そして、自分の病院に移した。手術を要するほどとは思えなかった。セバスチャンは心臓マヒで墜落死したとされていたが、キャザリンは彼の死の前後について、あらぬことを口走っていた。彼女が旅行に同行したのは、舞踏会の夜、貞操を奪われ、男に捨てられたのを、彼になぐさめられたからだ。夫人はキャザリンの強欲な母や弟を買収し、手術承諾書にサインさせ、無理に手術させようとした。キャザリンは女患者の部屋へ飛びおりて、自殺しようとした。彼女は狂ってはいない。彼女には暖かいいたわりが必要なのだ。博士は彼女を元気づけた。手術が不要な証明として、ビネブル邸の庭に皆を集め、その前で彼女に忘れ去った記憶をよみがえらせることに成功した。――セバスチャンは、連れの目立つ女で、男たちを自分のまわりに集めていたのだった。母が年老い、代わりに若いキャザリンを選んだのだ。スペインのベッツア・デ・ロボの海水浴場で、彼女に挑発的な水着を着せ、男たちを集めた。最後の日、2人が食事していると、少年たちが、口々に“パン、パン”と叫びながら物乞いした。その声は大きくなり、空カンで作った楽器の響きも伴った。そこを出た時、彼は無数の少年たちに囲まれ、丘の上まで走らせられた。そして、彼女は目撃したのだ、彼が彼らに襲いかかられ、肉を食いはがれた死体となったのを。いつかの海亀のように。――ショックでビネブル夫人は狂った。博士をセバスチャンとして、そこがガラパゴス群島であるかのように話しかけた……。庭のキャザリンの腕を、博士が優しくにぎった。

「去年の夏突然に」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「去年の夏突然に」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1959
公開年月日 1960年3月15日
製作会社 コロムビア映画
配給 コロムビア
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード

「去年の夏突然に」のみんなのレビュー


映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 5/7

ブレッキン・メイヤー(1974)

少年マイロの火星冒険記 3D

「Disney’sクリスマス・キャロル」のロバート・ゼメキスが製作、「タイムマシン」のサイモン・ウェルズ監督とのタッグで贈る3Dアニメーション。火星人に誘拐された母親を救うために、少年マイロが様々な冒険を繰り広げる。声の出演は「ミニミニ大作戦」のセス・グリーン、「ファンボーイズ」のダン・フォグラー。

ガーフィールド2

世界中で愛されている人気者のネコ、ガーフィールドが活躍するコメディ・ドラマの第2弾。ガーフィールドの声にはビル・マーレイ、そのお人好しの飼い主ジョン・アーバックルをブレッキン・メイヤーが演じる。監督は「スポンジ・ボブ/スクエアパンツ」のティム・ヒル。
窪塚洋介(1979)

ファーストラヴ(2021)

島本理生による第159回直木賞受賞作を「十二人の死にたい子どもたち」の堤幸彦監督が北川景子主演で映画化。女子大生・聖山環菜が父親殺しの容疑で逮捕された。事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、義理の弟で弁護士の庵野迦葉とともに面会を重ねるが……。共演は「水曜日が消えた」の中村倫也、「記憶屋 あなたを忘れない」の芳根京子、「最初の晩餐」の窪塚洋介。

みをつくし料理帖

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