ここが見どころ
「いちごブロンド」のジェームズ・キャグニー主演映画で、彼の兄ウィリアム・キ ャグニーが「ブラッド・イン・ザ・サン」に次いで製作した。「雨ぞ降る」のルイス・プロムフィールド作の小説(Me_Lead's_Folly)を「ガス燈」のジョン・ヴァン・ドルーテンが脚色し、「猫と提琴」「姫君海を渡る」のウィリアム・K・ハワードが監督し、「キャラバン」「たくましき男」ののテオドル・スパークールが撮影したもの。映画初出演の舞台の老女優グレイス・ジョージ、「デッド・エンド」のマージョリー・メイスン、新進のマージョリー・ロード助演オスカーを持つ黒人女優ハティー・マクダニエル、エド・マクダニエル、ビル・ヘンリーらが助演する。
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「キャグニーの新聞記者」のストーリー
1906年のこと、後家のヴィニー・マクロードは経営難に苦しみつつもプラッツ ヴィルの新聞「シールド・アンド・バーナー」を発行していた。この町のボスのドハーティーは、この正義の新聞がじゃまなので、つぶしてやろうと折をうかがっていた。ヴィニーはある日都から来た失業記者トム・リチャープと会い、彼を雇うことにした。彼に給料を払わなければならないので、ヴィニーはいよいよ苦しんだ。しかし向こう意気が強く、腕っぷしも強いトムを、彼女はたのもしく思い、編集長として働かせることにした。トムはドハーティーの秘密をダンス・ホールの姉御ガスハウス・メリーから聞き出して書き、「シールド・アンド・バーナー」は正義の報道機関の役目を堂々とつとめ始める。ドハーディーはトムを買収しようとかかったが、トムはニベもなく断った。トムはヴィニーの姪ジェーンに想いを寄せるが、彼女はドハーディの息子ピートと愛し合っている。ドハーディはトムがいては困るので、ついに部下をつかわして殴込をかける。トムが大暴れに暴れるのに手を焼いた彼らはピストルを射ったが、弾はヴィニーを傷つけた。トムは逃げる敵を追ってどやしつけた末、ピートと一騎打ちすることになる。ジェーンはその様子を見ていたが、ピートが敗けても愛を捨て得なかった。ヴィニーが不法の襲撃を受けて傷ついたことは、プラッツウィルの町民の反感を買って、町政改革運動が起こった。ドハーティはヴィニーの新聞社屋もすでに抵当で手に入れていたので、追い出せば追い出し得る立場にあったが、町全体を敵とすることの不利を悟って、あっさり町を退去することにした。しかもヴィニーの家屋を抵当とする借用書を送ってくれたので、「シールド・アンド・バーナー」は自由に出版を続けることができるようになった。トムはそれを見届けるとプラッツウィルを去り、また放浪の旅に出たのである。
「キャグニーの新聞記者」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1942 |
製作会社 | ユナイテッド・アーチスツ映画 |
レイティング |
「キャグニーの新聞記者」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。