華麗なるヒコーキ野郎

かれいなるひこーきやろう The Great Waldo Pepper
上映日
1976年3月13日

製作国
アメリカ

上映時間
108分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

第一次大戦直後のアメリカ・テキサスを舞台に、単葉機で大空を駆けめぐったヒコーキ野郎たちの痛快な物語。製作・監督・原案はジョージ・ロイ・ヒル、脚本はウィリアム・ゴールドマン、撮影はロバート・サーティース、音楽はヘンリー・マンシーニ、編集はウィリアム・レイノルズ、空中場面監修はフランク・トールマンが各々担当。出演はロバート・レッドフォード、ボー・スベンソン、ボー・ブランディン、スーザン・サランドン、ジョフリー・ルイス、エドワード・ハーマン、フィリップ・ブランズ、マーゴット・キダーなど。

「華麗なるヒコーキ野郎」のストーリー

第一次大戦がやっと終結した1920年代。ここアメリカには『バーンストーミング』と呼ばれる職業があった。単発のプロペラ機で、田舎町を飛びまわり、金をとって人々を飛行機に乗せたり、曲乗り飛行をして見せる商売で、バーンストーマーたちの多くは第一次大戦中に飛行機で戦って、その魅力にとりつかれた者たちで、ウオルド・ペッパー(ロバート・レッドフォード)もそんな男の1人だった。そんな彼らにとって、商売仇ほど憎い者はなく、ある日、ペッパーが中西部の田舎町にやって来ると、そこでは既にアクセル・オルソン(ボー・スベンソン)という元空軍大尉が彼の市場を荒らしていた。ペッパーはためらうことなくオルソンの愛機のタイヤを外した。胴体着陸を余儀なくされたオルソンは、その仕返しとして女性バーンストーマー、メアリー・ベス(スーザン・サランドン)と組んでペッパーのスピード記録を破った上、大戦中ペッパーがドイツ空軍のエース、エルンスト・ケスラーと五分五分に渡り合ったという自慢話を大ボラであると人々に吹聴して廻った。そのケスラー(ボー・ブルンデン)が、ドク・ディルホファー(フィリップ・ブランズ)率いる航空サーカスのメンバーとしてアメリカ各地を巡業していることを知ったペッパーとオルソンは早速見物に出かけた。2人はその場で団長のディルホファーに推められ、チームを組んでサーカスに参加することになった。サーカスに入れば、一匹狼でバーンストーミングしているよりは収入も多く、そうなればペッパーは、友人エツラ・スタイルズ(エドワード・ハーマン)が設計した新しい単発機を作り上げることが出来るかもしれない。しかし、運の悪いことに、新しい曲芸の練習中にペッパーは大怪我をして、スタイルズとその妹で恋人のモード(マーゴット・キダー)が待つ家に送り帰されることになった。やがて、やっとギブスから解放されたペッパーはサーカスに戻り、再びオルソンと組んで大空を駆けることになった。ペッパーは飛行中、翼の上を歩く曲芸を思いつくが、過当競争が激しくなり始め、並の曲芸ではお客は集まらなくなっていた。そこで曲芸に色気を加え、薄い服地をまとったメアリー・ベスが翼の上に立つことになったが、その練習中、不幸にも墜死してしまう。戦時中、ペッパーの指揮官で今は政府の航空管視官の職にあるニュート・ピップ(ジョフリー・ルイス)はエスカレートする一方の危険な飛行機ショウにブレーキをかけるべく、メアリーの事故死を口実に飛行禁止処分にする。一方、スタイルズは新型飛行機の組立てを完成し、翼をもぎとられたペッパーに替って試行飛行に飛びだった。ペッパーたちが息を呑んで見守る中、スタイルズは見事に外まわり宙返りをやってのけるが、次の瞬間、機はバランスを失って地面に激突した。ペッパーは現場に駆けつけスタイルズを救出しようとするが、集まった見物人が捨てたタバコの火に誘導されて機に引火。足を挟まれたまま焼死寸前のスタイルズを見るに忍びないペッパーは、傍の石でスタイルズを殴り殺した。そして狂ったように飛行機に乗り込むと、機首を地面すれすれにさげ、見物人たちをけちらした。その混乱で何人かが怪我をして、ペッパーは永久に飛行免許証を失った。ペッパーはあまりのショックに、モードと結婚して人並みの生活に入ろうと決心するが、数カ月程たって、オルソンがハリウッドの映画会社で飛行スタントマンとして働いていることを聞くと、矢も盾もたまらず、ピータースドルフという偽名を使ってハリウッドに乗り込むのだった。そこではちょうど、ドイツの空の勇士ケスラーの活躍を描いた映画がケスラー本人の主演で撮影されていた。スタントマンとして雇われたペッパーは、映画の中でケスラーと1対1の空中戦を演じることになった。撮影が進むにつれ、ペッパーとケスラーの間には深い友情が芽生えていった。クライマックスの空中戦場面撮影の日、2人は監督の眼を盗んで大空に舞い上がった。地上ではカメラが廻り始め、ペッパーとケスラーは大空を背景に、13年前ヨーロッパの空で見せたと同じような空中戦を展開する。カメラが止まっても2機は降りてこなかった。やがて誰の眼にも、ケスラーがその死闘に破れたことが明らかになる。ペッパーはかつてケスラーが本当の戦闘でしたように、敗れた相手の勇気を讃えて大きく翼を振ると、大空に弧を描き、雲の彼方に飛び去っていった。

「華麗なるヒコーキ野郎」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「華麗なるヒコーキ野郎」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1975
公開年月日 1976年3月13日
上映時間 108分
製作会社 ジェニングス・ラング・プロ作品
配給 ユニヴァーサル=CIC
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
音量 モノラル

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 5/8

ブライアン・タイラー(1972)

ランボー ラスト・ブラッド

シルベスター・スタローンの代表作「ランボー」シリーズ最終章。元グリーンベレーのランボーは、古郷アリゾナで、古くからの友人マリアとその孫娘ガブリエラと平穏に暮らしていた。ところがガブリエラが人身売買カルテルに拉致され、ランボーは救出に向かう。出演は、「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」のパス・ヴェガ、「サンダー・ソード 聖杯と暗黒魔王の騎士団」のセルヒオ・ペリス・メンチェータ、「バベル」のアドリアナ・バラーサ、ドラマ『フォスター家の事情』のイヴェット・モンレアル、「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」のオスカル・ハエナダ。監督は、「キック・オーバー」のエイドリアン・グランバーグ。

エスケープ・ルーム(2019)

「ワイルド・スピード」シリーズのプロデューサー、ニール・H・モリッツが手掛けたシチュエーションスリラー。あるオフィスビルに集められた賞金1万ドルを賭けた体験型脱出ゲームの参加者6人が、様々なトラップが仕掛けられた死のゲームに挑んでいく。出演は『ロスト・イン・スペース』のテイラー・ラッセル、「僕のワンダフル・ライフ」のローガン・ミラー。監督は「インシディアス 最後の鍵」のアダム・ロデヒル。
スティーヴン・アメル(1981)

ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影 シャドウズ

忍術を使うカメが活躍するアメコミ原作の人気シリーズを、「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ製作により映画化。宿敵シュレッダーが脱獄し、再びニューヨークを恐怖に陥れようとする。タートルズはエイプリルや新しい仲間のケイシーらと共に立ち向かう。監督は、「EARTH TO ECHO アース・トゥ・エコー」のデイヴ・グリーン。出演は、「トランスフォーマー」シリーズのミーガン・フォックス、「ミュータント・タートルズ」のウィル・アーネット、「私が愛した大統領」のローラ・リニー、ドラマ『ARROW/アロー』のスティーヴン・アメル、「ゴーン・ガール」のタイラー・ペリー、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」のブライアン・ティー。

あの日の指輪を待つきみへ

戦争によって失われた愛が1つの指輪と共に甦る、2つの時代と2つの大陸を結ぶ壮大なラブ・ストーリー。監督は、「ガンジー」のリチャード・アッテンボロー。出演は、「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーン、TVシリーズ『The OC』のミーシャ・バートン、「サウンド・オブ・ミュージック」のクリストファー・プラマー。

NEW今日命日の映画人 5/8

ブライアン・フォーブス(2013)

チャーリー(1992)

サイレント映画の時代から赤狩りでハリウッドを追われるまで世界の喜劇王として活躍したチャールズ・チャップリンの半生を描く伝記ドラマ。監督・製作は「遠い夜明け」のリチャード・アッテンボローで、彼の「ガンジー」を10回以上観たというチャップリンの未亡人ウーナの許諾を得て実現した企画である。共同製作は「氷の微笑」のマリオ・カサール。アッテンボローの製作会社に所属するダイアナ・ホーキンスの原案で、チャップリン自身の手による「チャップリン自伝」(新潮社・刊)と、この作品の歴史顧問も務めるデイヴィッド・ロビンソンの、徹底した調査に基づいて全生涯を再現したドキュメント「チャールズ・チャップリン」(文藝春秋・刊)を原作に、小説家でもあるウィリアム・ボイドと、ブランアン・フォーブス、「ミザリー」のウィリアム・ゴールドマンが共同で脚本を執筆した。撮影は「存在の耐えられない軽さ」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジョン・バリーが担当。主演は「エア・アメリカ」のロバート・ダウニー・ジュニア。チャップリンの娘で、「モダーンズ」のジェラルディン・チャップリンが自身の祖母にあたるハンナを演じている。他に「スニーカーズ」のダン・エイクロイド、「冬の恋人たち」のモイラー・ケリー、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のケヴィン・クライン、「ストリート・オブ・ファイヤー」のダイアン・レインらが共演している。

サンデー・ラバーズ

ロンドン、パリ、ローマ、ロスの世界の4都市を舞台に恋にハリキる中年男性の姿をそれぞれの独立したストーリーで描いたオムニバス映画。製作はレオ・L・フックス、監督は一話(ロンドン)がブライアン・フォーブス、二話(パリ)がエドゥアール・モリナロ、三話(ロス)がジーン・ワイルダー、四話(ローマ)はディーノ・リージが担当。脚本はフランシス・ヴェベール、アージェ・スカルペッリ、レスリー・ブリカッセ、ジーン・ワイルダー、撮影はクロード・アゴスティーニ、トニーノ・デリ・コリ、ジェリー・ハーシュフェルド、クロード・ルコント、音楽はマヌエル・デ・シーカが担当。出演はロジャー・ムーア、リノ・ヴァンチュラ、ジーン・ワイルダー、ウーゴ・トニャッティなど。英語版。

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