ここが見どころ
「救いを求むる人々」のセンセーショナルな発表後、ジョセフ・フォン・スタンバーグ氏がMGM社に於いて監督した作品でアルデン・ブルックス氏作の小説「逃亡」をスタンバーグ氏自ら映画化したもの。主役は「囁きの小径」「新婚の危機」等出演のコンラッド・ネーゲル氏と「ビッグ・パレード」「神ぞ知る」等出演のルネ・アドレ嬢が勤め、ポーレット・デュヴァル嬢、ジョージ・K・アーサー氏、フランク・カリアー氏、マシュー・ベッツ氏及びヘレナ・ダルジー嬢が助演している。因みにこの映画はアメリカでは発売されなかったものである。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「陽炎の夢」のレビューを書く
「陽炎の夢」のストーリー
欧洲大戦に出征して名誉の負傷をしたドミニィク・プラァは許嫁のイゾベルと共に転地療養に赴いていた。許嫁とはいいながらイゾベルに対してドミニィクは愛を感じてはいなかった。彼はイゾベルが代表する社交界に嫌厭を覚えていたが偶ま何処へ行くか放浪のジプシィの一隊を眺めてその自由な境地を羨んだ。その時彼の伯父が病気危篤という電報が着いたので彼はイゾベルにせき立てられてパリへ帰った。そして伯父の葬式を済まし彼は伯父の絹織物工場の支配人となった。しかし彼は支配人としての仕事は何もせず絵を描いて日を送った。彼の姉妹達や許嫁の兄弟達はそれを憤慨して彼の絵を破いて罵った。ドミニィクは健康診断をして貰ったが身体に別状はなかった。それにも苟らず彼の神経衰弱的傾向は昂って遂に池に投身した。彼を救い上げた人々は彼を狂人扱いにして寝床柱に縛付けた。彼はイゾベルの兄の騎兵大佐の自動車に乗って逃走し、追跡に人々をまいて大佐の制服を着て自動車を棄て行遭ったジプシィの一隊に加った。ドミニィクは軍服をジプシィの着物と交換した。そしてブルタァニュのある町で彼を捜索中の家族と出合ったが又もや巧みに逃れて了った。ジプシィの乙女シルダは頭分のセッキに口説かれるのを嫌い、ドミニィクと二人でキャンプを脱走した。彼女は始めドミニィクを警察に突出して捜索懸賞金をもらうつもりだったが二人でさまよい歩くうちにドミニィクを深く恋して了った。しかし彼はその愛を知らなかった。彼はある村で村長の許嫁の肖像を描いてやったので村長の結婚式に招待された。ところがセッキが来合わせたために大騒動になり結局ドミニィクの身分が曝露し二人は彼の家族が到着するまで留め置かれた。シルダが彼の家族に辱められた時ドミニィクは彼女の愛を知りイゾベルや大佐を侮辱した。かくてドミニィクはシルダを妻とする旨を宣言して家族を驚駭させ、村人達に悦ばれた。
「陽炎の夢」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1926 |
製作会社 | メトロ・ゴールドウィン映画 |
配給 | ヤマニ洋行 |
レイティング |
「陽炎の夢」のみんなのレビュー
「陽炎の夢」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 2/26
- テリーサ・パーマー(1986)
-
ライド・ライク・ア・ガール
実在の女性騎手ミシェル・ペインの半生を映画化。10人兄弟の末娘として生まれたミシェルは、生後半年のころに交通事故で母を亡くす。調教師の父をはじめ兄弟のほとんどが騎手という一家で、ミシェルも騎手としてデビューするが、落馬で大怪我に見舞われる。出演は、「ハクソー・リッジ」のテリーサ・パーマー、「ジュラシック・パーク」シリーズのサム・ニール。「ミュリエルの結婚」の女優レイチェル・グリフィスによる初長編映画監督作品。 -
ベルリン・シンドローム
第33回サンダンス映画祭ワールド・シネマ(ドラマ)部門に正式出品されたサスペンス。オーストラリア人の女性カメラマン、クレアは、ベルリンを旅行中にアンディと名乗る男と出会い、彼の部屋に泊まる。しかし、その日からクレアは部屋に監禁されてしまう。出演は、「ハクソー・リッジ」のテリーサ・パーマー、「THE WAVE ウェイヴ」のマックス・リーメルト。監督は、「さよなら、アドルフ」のケイト・ショートランド。
NEW今日命日の映画人 2/26
-
該当する人物がいません