愛に叛く者

あいにそむくもの
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

「ロマンス」「インスピレーション」と同じくクラレス・ブラウンが監督作品。ストーリーは「チャンプ(1931)」「秘密の6」のフランセス・マリオンが組み立てたもので「チャンプ」「運命の兄弟」のレオナルド・プラスキンスがシナリオ化し、「パリの魔人」「ニュー・ムーン」のオリバー・T・マーシュがクランクした。出演者の顔ぶれは「陽気なママさん」「惨劇の波止場」のマリー・ドレッスラー、「乗合馬車」「海底二千尺」のリチャード・クロムウェル、「あけぼの」「パリの魔人」のジーン・ハーショルト、「大西洋横断」のパーネル・プラット、バーバラ・ケントなどである。

「愛に叛く者」のストーリー

エンマ(マリー・ドレッスラー)は発明家スミス(ジーン・ハーショルト)の家庭のお手伝いであったが、スミス夫人の産後の日立ちが悪く、生まれたばかりのロニーを残して死んでから、彼女はスミスの子供等を自分の子供の如く可愛がって養育した。とりわけ末っ子のロニーに対しては眼に入れても痛くないような可愛がりかただった。スミスは自分の発明したものが世間の好評を博すとともに、一躍百万長者となった。それと同時に子供等は昔を忘れ、社交界に出入りするようになる。以前のつつましさに比べ、この頃の生活ぶりの何というケバケバしさ。中には名門に憧れるあまりフランスの某伯爵を良人に迎える娘さえあった。エンマは、最近スミスが心臓を病って床にふせっているので看病しているが、極度の疲労のため過去30年来はじめての休暇を得た。彼女の出発に際して、スミスは彼女なくしては将来も案じられ、かつては彼女を愛していたので、エンマ自身の反対を押し切って結婚。新婚旅行にナイアガラへ遊ぶこととなった。が、二人のこの結婚は社交界に野心を持つ子供等にとっては、晴天の霹靂ともいうべきものであった。彼らはこぞってこれに不賛成を唱えた。喜んでくれたのはただロニー(リチャード・クロムウェル)ひとりだけであった。しかもなお悪いことに、二人の楽しかるべき新婚旅行は哀しい結果をもたらした。スミスは心臓麻痺を起こして、不帰の客となったのである。遺言状によれば、子供等に対する遺言の配分は彼女の意思に依るとある。子供等は、これまでのエンマの恩愛を忘れ、たちまち彼女に非難の声を浴びせた。そればかりかこの遺言状を無効にするため、父親が彼女の手にかかって毒殺されたのだとあらぬ噂を立てた。エンマは法廷に引き出され、身に覚えのない罪の申し開きをせねばならなかった。飛行術を習得するために町を離れていたロニーは、これを知って飛行機を飛ばせて彼女の許に駆けつけたが、不幸にも飛行機は墜落してロニーは死んでしまう。しかしこの時、ようよう彼女の潔白は証明された。はじめて自分等の非を悟った子供等は、騒然としてエンマに詫び是非一緒に生活してくれと懇願する。が、深く心中に決するところあるエンマは、遺産すべてを彼らに分配し、己れに適する仕事口を求めながら、淋しくスミス家を去って行った。

「愛に叛く者」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「愛に叛く者」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1932
製作会社 M・G・M映画
配給 MGM支社
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 3/5

サラ・ジェシカ・パーカー(1965)

ローマ発、しあわせ行き

『SEX AND THE CITY』のサラ・ジェシカ・パーカーと「これが私の人生設計」のラウル・ボヴァが共演するロマンティック・コメディ。新宿シネマカリテの特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016』にて上映。

ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)

ワーキングマザーの苦悩をコミカルに描いたアリソン・ピアソン原作の小説『ケイト・レディは負け犬じゃない』を、「プラダを着た悪魔」のアライン・ブロッシュ・マッケンナの脚本、「Emma エマ」のダグラス・マクグラスの監督で映画化。出演は、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカー。
松山ケンイチ(1985)

BLUE/ブルー

ブレイブ 群青戦記

笠原真樹によるコミック『群青戦記グンジョーセンキ』を「亜人」の本広克行監督が実写化。スポーツ名門校の弓道部に所属する西野蒼は、自分に自信が持てず落ち込む毎日。そんなある日、校庭に一本の雷が落ち、学校の外の風景は見渡す限りの野原となってしまう。出演は「十二人の死にたい子どもたち」の新田真剣佑、「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の山崎紘菜。

NEW今日命日の映画人 3/5

ジョン・ベルーシ(1982)

Oh!ベルーシ 絶体絶命

シカゴの辣腕記者と、ロッキー山脈に住むマスコミ嫌いの鳥類学者の恋を描くロマンチック・コメディ。製作はボブ・ラーソン、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグと、「ブルース・ブラザース」のバーリン・ブリルスタインが担当。「歌え! ロレッタ 愛のために」のマイケル・アブテッドが監督。脚本はローレンス・カスダン、撮影はジョン・ベイリー、音楽はマイケル・スモールが各々担当している。出演はジョン・ベルーシ、ブレア・ブラウン、アレン・ゴーウィッツ、ライアム・ラッセルなど。

ネイバーズ(1982)

静かな生活が,隣人夫婦のために破壊されるという喜劇。製作はリチャード・D・ザナック、デイヴィッド・ブラウン、製作指揮はアーヴィング・ポール・レーザー、バーニー・ブリルスタイン、監督は「ふたりでスローダンスを」のジョン・G・アヴィルドセン。トーマス・バーガーの『危険な隣人』(早川書房刊)をラリー・ゲルバートが脚色。撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はビル・コンティが各々担当。出演はジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャスリン・ウォーカー、キャシー・モリアーティ、ローレン=マリー・テイラーなど。