鶴田真由 ツルタマユ

  • 出身地:神奈川県鎌倉市
  • 生年月日:1970/04/25

略歴 / Brief history

神奈川県鎌倉市の生まれ。広告代理店に勤務していた従兄の紹介で、高校在学中から端役でCMに出演。その後、1988年のテレビ東京『あぶない少年Ⅱ』で女優デビューを果たす。92年に出演した日本石油『レーサー100』のCMが、清楚な美貌で評判となった。同年の日本テレビ『悪女(わる)』ではヒロイン・石田ひかりの敵役となるお嬢様OLを演じ、脚光を浴びる。映画では、金子修介監督「就職戦線異状なし」91、滝田洋二郎監督「病は気から・病院へ行こう2」92に脇役で出演したのち、93年の金子監督「卒業旅行・ニホンから来ました」でヒロインに抜擢され、東南アジアの小国でスターに祭り上げられる大学生(織田裕二)の恋人役を演じた。以後も出目昌伸監督「きけ、わだつみの声」95のヒロイン役を経て、篠田正浩監督「梟の城」99では、豊臣秀吉暗殺の密命を受けた伊賀忍者・重蔵(中井貴一)と惹かれ合うくノ一・小萩役。しかし、主な活躍の場はテレビドラマで、日本テレビ『ジェラシー』93、フジテレビ『じゃじゃ馬ならし』93、『妹よ』94、『正義は勝つ』95、『総理と呼ばないで』97、『お仕事です!』98、NHK大河ドラマ『花の乱』94、テレビ朝日『サトラレ』02など多数に出演。TBS『君と出逢ってから』96の記憶喪失になった青年を献身的に支えるヒロイン、テレビ朝日『つぐみへ…・小さな命を忘れない』00の一人娘を殺された母親役などで印象を残す。2001年12月に、芸術家の中山ダイスケと結婚。一時は夫とともにニューヨークに居住したが、03年に帰国する。04年の横山秀夫原作、佐々部清監督の「半落ち」では現職警部による妻殺害事件を追う野心的な新聞記者役。続いて佐々部と組んだ「カーテンコール」05では生き別れた父を許せずにいる幕間芸人の娘を演じた。そのほか、紀里谷和明監督「CASSHERN」04、「GOEMON」09、行定勲監督「北の零年」05などに助演。酒井信行監督「恋する彼女、西へ。」08では、60年前からタイムスリップした青年と恋をするキャリアウーマン役で主演もつとめた。ドラマはほかに、NHK『ゆうれい貸します/お染・恋の七変化』03、『恋する京都』04、『氷壁』06、『篤姫』08、フジテレビ『マルモのおきて』11など。

鶴田真由の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • かぞく

    制作年: 2023
    2012年に亡くなった漫画家・土田世紀の絶筆作品を豪華俳優陣で映画化。父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れ、新しい街へ。内縁の妻と密かに暮らすケンジ。4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描く。出演は「キングダム 運命の炎」の吉沢亮、「山女」の永瀬正敏、「罪の声」の小栗旬、「デイアンドナイト」の阿部進之介。
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

    制作年: 2023
    グローバルボーイズグループJO1の白岩瑠姫と「おとななじみ」の久間田琳加がW主演、第1回野いちご大賞を受賞した人気小説を映画化したラブストーリー。本心を隠して生きている優等生の茜は、自由奔放な同級生・青磁の絵やまっすぐな性格に惹かれていき……。監督は、「はらはらなのか」で商業映画デビュー、ギャラクシー賞『マイベストTV賞』グランプリを獲得したドラマ『美しい彼』などを手がけた酒井麻衣。自由奔放な性格で絵を描くことを何よりも愛する青磁を白岩瑠姫が、本当の自分と周囲からのイメージのギャップに悩む茜を久間田琳加が演じる。
  • トオイと正人

      制作年: 2023
      写真家・瀬戸正人の自伝エッセイを写真家の小林紀晴が映画化したドキュメンタリー。タイで生まれたトオイは8歳のとき、残留日本兵だった父とともに福島へ渡る。正人と名前を変えた彼は写真家となり、自分の中に眠るトオイを探して、タイやラオスへ旅に出る。ナレーションは、「やがて海へと届く」の鶴田真由。
    • やがて海へと届く

      制作年: 2022
      「四月の永い夢」がモスクワ国際映画祭で二冠を達成した中川龍太郎が、彩瀬まるの同名小説を映画化。親友が一人旅に出たまま戻らなくなって5年。大切な思い出を抱えて、愛する友の姿を追って旅に出る真奈。その旅の終わりに待ち受けるものとは……。息ができる場所を探し続けてきた真奈に岸井ゆきの、明るく自由奔放なすみれを浜辺美波、すみれのかつての恋人を杉野遥亮が演じたほか、中崎敏、鶴田真由、中嶋朋子、新谷ゆづみ、光石研などのベテランが集結した。詩人としても活躍する中川監督が瑞々しい感性で編み上げた喪失と再生の物語。
    • ノイズ(2022)

      制作年: 2022
      「デスノート」の藤原竜也、松山ケンイチがW 主演、神木隆之介共演の新感覚サスペンス。『グランドジャンプ』(集英社)で連載されていた同名漫画を映画化。平和な孤島と3人の幼馴染、そこに現れた一人の凶悪犯。一滴の<ノイズ>が殺人を呼び、壮絶な死体隠しが始まる。「猪狩島」復興の期待を一身に背負いながらも、島を訪れた元受刑者のサイコキラーを殺してしまった泉圭太を藤原竜也、その殺人隠ぺいに協力する幼馴染の田辺純に松山ケンイチ、故郷の猪狩島で勤務する新米警察官の守屋真一郎を神木隆之介が演じる。廣木隆一監督と脚本家の片岡翔が「夏美のホタル」以来、再びタッグを組んだ。
    • 地球交響曲 ガイアシンフォニー 第九番

        制作年: 2021
        “地球はそれ自体がひとつの生命体”というガイア理論の影響を受け、龍村仁が製作したオムニバスドキュメンタリー第9弾。本作では作曲家の小林研一郎、認知考古学者のスティーヴン・ミズン博士、ノーベル生理学医学賞を受賞した医学博士の本庶佑に密着。ナレーションを「天外者(てんがらもん)」の榎木孝明と「海を駆ける」の鶴田真由が務めている。